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半導体ファウンドリ市場も寒波、TSMCの月間売上高が4年ぶりに減少

世界的な景気不況の長期化で、ファウンドリ(半導体の受託生産)市場が急速に冷え込んでいる。世界1位のファウンドリ企業である台湾TSMCの先月の月間売上が、約4年ぶりに初めて減少するなど、メモリ半導体に続きファウンドリ業況も、「半導体寒波」の影響圏に入ってきたと分析される。

17日、業界によると、今月10日にTSMCが発表した3月の売上は1454億800万台湾ドルで、前年同期比15.4%減少した。前年同期対比月間売上が減ったのは、2019年5月以来初めてのこと。TSMCの先月の売上げは、2021年10月(1345億3900万台湾ドル)以来17ヵ月ぶりに最も少なかった。TSMCの前年同期比の月間売上の成長率は、昨年10月(56.3%)、昨年11月(50.2%)、昨年12月(23.9%)、今年1月(16.2%)、2月(11.1%)など持続的に減少傾向を示している。

TSMCの売上が減ったのは、景気不況が続き、顧客需要が萎縮したためだ。メリッツ証券のアナリスト・ヤン・スンス氏は、「消費減速の影響で、アップルやAMD、NVIDIAなど主要顧客企業の注文縮小が次第に反映されているためだ」と分析した。

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TSMCと三星(サムスン)電子に次ぐ世界3位のファウンドリ企業である台湾UMCの今年第1四半期(1〜3月)の売上は542億1000万台湾ドルで、前年同期比14.3%減少した。3月の売上基準では、前年同期比20.1%減少した。三星電子も、注文量の減少で第1四半期にファウンドリ部門で赤字を出す可能性が提起されている。
https://www.donga.com/jp/List/article/all/20230418/4096228/1

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半導体の受託製造(ファウンドリー)世界最大手の台湾積体電路製造(TSMC)は4月10日、3月の月次売上高を開示した。1月と2月の売上高を合算した2023年第1四半期(1~3月期)の売上高は5086億3300万台湾ドル(約2兆2240億円)と、前年同期比では3.6%増加したものの、直前の2022年10~12月期比では18.7%の減少となった。

それだけではない。TSMCは2023年1月12日に開催した2022年10~12月期の決算説明会で、2023年1~3月期の売上高について167億~175億ドル(約2兆2281億~2兆3349億円)との予想値を示していた。しかし上述の(台湾ドル建ての)実績値を直近の為替レートで換算すると、予想値の下限値に届かなかった計算になる。

最先端のプロセス技術である5~7nm(ナノメートル)の半導体チップに対する需要が不透明なことに加えて、顧客がまだ在庫消化の途上にあり、2022年後半から(発注のキャンセルに伴う)出荷量の下方修正が繰り返された。それが2023年1~3月期の売上高に反映された。


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[ 2023年04月19日 08:41 ] カテゴリ:国際 | TB(0) | CM(0)
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