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1-3月期のマイナス成長免れた韓国経済、あちこちに暗礁

1-3月期に韓国経済がかろうじてプラス成長した。昨年10-12月期にはマイナス0.4%で2年6カ月ぶりのマイナス成長を記録したが、冷え込んだ消費が回復し1四半期ぶりに反騰に成功した。だが成長のエンジンである輸出と投資が依然として振るわない上に中国の経済活動再開効果などをめぐる不確実性は相変わらずで、今年通年では1%台半ばの低成長を記録するだろうという見通しが出ている。

韓国銀行が25日に発表した1-3月期の実質国内総生産(GDP)成長率は前四半期比0.3%だ。底をはう成長率をどうにか引き上げたのは民間消費だった。昨年10-12月期も高物価と高金利の衝撃でマイナス0.6%と冷え込んだ民間消費は、今年1-3月期には娯楽文化と飲食・宿泊などを中心に0.5%増加した。屋内でのマスク着用義務が解除され旅行と公演観覧など対面活動が増えたことが民間消費に肯定的影響を及ぼしたと韓国銀行は説明した。

設備投資は半導体製造用装備など機械類を中心に4%減少して成長率を0.4ポイント引き下げた。IT景気不振に金利上昇が重なり投資心理が萎縮した影響だ。建設投資も不動産景気不振などで0.2%の増加にとどまった。

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輸出は製造業を中心に3.8%増加した。2021年1-3月期の4.1%以来の増加率だ。半導体などIT部門の不振が続いたが自動車など運送装備と一次金属、二次電池、化学製品などの輸出が増えたり減少幅が縮小した影響だ。輸入も化学製品などを中心に3.5%増加した。 輸出から輸入を差し引いた純輸出は、昨年10-12月期に成長率を0.5ポイント引き下げたが、1-3月期も0.1ポイントの成長率引き下げ要因として作用した。貿易赤字が1年以上続き純輸出の成長寄与度は2期連続でマイナスを記録することになった。これは通貨危機直後である1998年4-6月期~1999年1-3月期以降で初めてだ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/f8e5614aec09714d0a76cda99d4b454dab6579f6

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輸出不振の主要な原因として「半導体錯視」。2016年から2022年まで6年間に半導体輸出額は10.8%増えたのに対し、半導体を除いた残り品目の輸出増加率は2.6%にとどまっており、品目別の格差が大きくなった。韓国の輸出で半導体が占める割合は16.5%で、日本の乗用車の11.6%、イタリアの小売り医薬品の5.2%など各国の1位輸出品目の割合より大きく高い。韓国主要10大輸出品目をすべて合わせた割合も48.1%で、他の主要輸出国の22.5~33.2%より高い水準。

数年間半導体景気の好況で輸出が急増し輸出全体が増加するように見え他の産業の輸出基盤弱化があらわれなかった。特定品目でなく造船、鉄鋼、石油、化学、二次電池など多様な品目が均等に成長し全体的な輸出伸長傾向が高まることが重要とした。


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[ 2023年04月26日 07:55 ] カテゴリ:韓国経済 | TB(0) | CM(0)
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