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韓国、過去にない金利差・貿易赤字で、1ドル=1400ウォン台も

韓米の金利逆転幅が過去最大となり、今後の為替レートの動きが注目されている。韓国銀行(韓銀)は物価高に対応して踏んだ緊縮ペダルを景気不振懸念から米国より先に離したが、韓米間の金利差拡大による資金流出とウォン安ドル高が進む場合、韓銀がまた利上げカードを取り出すしかない状況を迎えることも考えられる。ただ、景気不振懸念から韓銀は25日に政策金利を据え置くという見方が優勢だ。

金融圏によると、韓国と米国の政策金利の差は1.5-1.75%ポイントに広がった。米連邦準備制度理事会(FRB)が3日(現地時間)の連邦公開市場委員会(FOMC)定例会議で政策金利を年5-5.25%に引き上げたからだ。韓国の政策金利は年3.5%。最近、韓銀が2回連続で政策金利を据え置いた一方、米国は利上げを継続し、金利逆転幅が広がった。

過去にない韓米間の金利差のため、外国人資金の流出およびウォン安ドル高の懸念がまた強まっている。秋慶鎬(チュ・ギョンホ)副首相兼企画財政部長官は4日、米国の利上げに関連し「内外の金利差が拡大した状況で金融・為替市場の不確実性が高まる可能性と共に、市場かく乱行為および変動性拡大の懸念が今も残っている」と診断した。

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最近のウォン安は貿易赤字の影響が大きい。産業通商資源部によると、今年1-4月の貿易赤字累積額は250億2000万ドルにのぼる。年間最大赤字となった昨年1年間の貿易赤字(478億ドル)の半分を4カ月間で超えた。貿易赤字はドルの流出を意味し、ウォン安ドル高につながる。
https://news.yahoo.co.jp/articles/1dea34a0c8b3d3166aa47af7efbb9c7ae12f674d

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ドル高の勢いが衰えたにもかかわらず、ウォンが回復の兆しを見せず、ウォン安が続いている。貿易収支の赤字など韓国経済の基礎体力が弱くなっている事が背景にある。「キングドル」と呼ばれ価値が上昇したドルは、今年に入って米国連邦準備理事会(FRB)の金融政策の不確実性によりドル安が進んでいる。主要6カ国の通貨(ユーロ、円、ポンドなど)に対するドルの価値を示すドルインデックスは今月19日101.94で、年明け(1月3日)より2.47%下落した。これはドルの価値がそれだけ下がったという意味。

今年に入って先月20日までの累積貿易赤字は241億3千万ドルで、昨年同期より3倍以上高い。史上最大を記録した昨年の年間貿易収支赤字規模(478億ドル)の半分をすでに上回った。今月に入っては、韓国企業に投資した外国人投資家らが配当金を受け取ったことで増えたドルの需要も、外国為替市場の需給に影響を与えたものとみられる。海外との取引を通じて、かえってドルが流出している。


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[ 2023年05月07日 07:38 ] カテゴリ:韓国経済 | TB(0) | CM(0)
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