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パウエル議長が口にした「複数の後悔」…米銀行破綻問題は「多過ぎて救えない」

3日に25bpの利上げを決めたFOMC後の記者会見の席上、パウエルFRB議長は銀行の経営破綻が相次いだことに対して後悔はないかという質問に対して、フランク・シナトラの名曲「My way」の歌詞になぞらえて「我々が間違いを犯したことは十分に認識している」と政策ミスがあったことをあっさりと認めた。

拍子抜けするほどのその潔さは、就任時に「2%の物価安定目標」を「2年以内に達成する」と豪語しながらも2期10年の任期中に目標を達成できなかったにもかかわらず「これまでの政策運営は適切なものである」と「後悔」を一切口にしなかった黒田前日銀総裁とは好対照だった。 パウエルFRB議長が口にした「後悔」に関しては、3月以降1カ月余りの間に4行もの銀行が相次いで破綻したことに対してFRBの金融監督機能が十分に機能しなかったことを指しているという文脈で報じられている。

会見の質疑の中で、2月の理事会向けブリーフィングの中でシリコンバレー銀行(以下SVB)が資産ポートフォリオに含み損を多く抱えているとの報告を受けていたにもかかわらず、預金取り付けのリスクに考えが及ばず対応しなかったことを明らかにしており、対応が遅れたことに対する後悔を持っていることは確かなはずである。

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しかし、先月末にFRBが公表したSVBについて経営や金融監督の実態を検証する報告書では、破綻の第1の理由として「経営陣による典型的な失敗」だとしたうえ、FRBがその失敗の把握が遅れた理由として資産規模が1000億ドル以上の中堅銀行を対象にしたトランプ前政権時の規制緩和などが「効果的な金融監督を阻害した」と不可抗力が存在したことも示唆している。
https://news.yahoo.co.jp/articles/7af03b4edb8b806700c9b6f8b7ac92dd90bd3fe0

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3月に続き、5月に入ってもアメリカで銀行の破綻が続いている。預金や資産は引き継がれ、目立った混乱は見られないが、実は世界的金融危機につながった2008年のリーマンショック以降、最大規模の銀行破綻となる。 3月に破綻したシリコンバレーバンクは問題があって破綻した。今回はシリコンバレーバンクの懸念を受けて、連鎖的に破綻し、リスクが広がったと見ることができる。

一方、破綻の連鎖の背景にあるのが歴史的インフレを抑えるため、FRB=連邦準備制度理事会が進めてきた急速な利上げの副作用となる。他国の中央銀行も利上げをしており、銀行が抱えるストレスは多かれ少なかれあるとみる。


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[ 2023年05月07日 07:47 ] カテゴリ:国際 | TB(0) | CM(1)
近藤駿介。
まあ、アレだなと思いながら。
公約を守れず後悔なしの黒田氏と、公約を守れず後悔ありのパウエル、と。
こんな感じでしょーもない香りつけしないとやってられないほど、アメリカの銀行破綻の背景は深刻。
だいたい、黒田氏は銀行潰してないですし。
むしろ、どん底経済の民主党下野後、黒田氏の金融緩和でついた経済的な地力がコロナ禍に際して無かったらと考えるとぞっとする。
公約は大事だが、総合的な観点で優先事項があるなら守れなくても仕方ない。大事なのは何か、ということで。
[ 2023/05/07 13:08 ] [ 編集 ]
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