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韓国、製造業就業者数がここ2年で最大の減少

製造業への就業者が1年前に比べ10万人近く減少し、ここ2年4カ月で最も大幅な減少となった。また、4カ月連続の減少となった。コロナ禍が呼び起こした製造業の一時的な好況が終わりを迎えたことで、「製造業雇用の構造的減少」の流れへと回帰したと評されている。

統計庁が10日に発表した「4月の雇用動向」によれば、先月の就業者総数は2843万2千人で、昨年同月に比べて35万4千人増。宿泊・飲食店業で17万1千人、保健・社会福祉サービス業で14万8千人増え、就業者総数の増加をけん引した。しかし製造業の就業者(442万1千人)は前年同期に比べ9万7千人減り、2020年12月(11万人)より後の28カ月で最大の減少幅を記録した。

他の業種に比べても製造業就業者の減少は目立つ。統計庁の「経済活動人口調査」で就業者200万人以上の5つの産業(製造、卸小売、保健福祉、宿泊飲食、建設)を中心に見ると、製造業就業者の減少幅が最も大きかった。同じ期間に建設業は3万1千人、卸・小売業は6万2千人の減少にとどまっている。不動産景気の後退、店舗の無人化などで雇用ショックに見舞われている産業群より、製造業就業者の方が大幅に減っているわけだ。

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最近10年間(2013~2022年)の雇用統計を見ると、製造業の就業者数は2015年に460万人でピークに達し、その後は2016年(456万6千人)から2021年(436万8千人)まで6年連続で減少。国内企業による海外現地生産などへの投資が増えたうえ、アウトソーシングへの依存度が高まったことが影響している。昨年(450万3千人)は半導体や非対面などのコロナ禍で恩恵を受けた業種の好況に力を得て13万5千人もの増となったが、今年に入って再び減少へと転じたかたちだ。
http://japan.hani.co.kr/arti/economy/46698.html

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韓国統計庁が10日に発表した雇用動向によると、4月の失業率は2.8%で前年同月に比べ0.2ポイント改善した。1999年6月に今の統計になって以降、4月としては2008年以来の低水準。失業者数は前年同月比5万9000人減の80万4000人だった。就業者数の増減を年代別にみると、60歳以上が44万2000人増え、それ以外は計8万8000人減少した。30代と50代は増加したものの、15~29歳は13万7000人、40代は2万2000人減少した。15~29歳の就業者数はカ6月連続、40代は10カ月連続で減っている。

業種別では製造業の就業者数が9万7000人減と、4カ月続けてマイナスだった。減少幅は2020年12月(11万人減)以来の高水準となる。宿泊・飲食店業(17万1000人増)や保健・社会福祉サービス業(14万8000人増)などは伸びた。15歳以上の就業率は62.7%で、前年同月から0.6ポイント上昇した。1982年7月に統計を取り始めてから、4月としては最も高かった。


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[ 2023年05月11日 09:02 ] カテゴリ:韓国経済 | TB(0) | CM(0)
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