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韓国で「マンション手抜き工事」欠陥事例が続出

韓国で新築マンションの欠陥事例が続出している。被害は以前から続いているが、特に今月は13日までの間に新築マンションだけで手抜き工事疑惑が5件も浮上している。入居が始まったマンションで長さ20メートル・高さ1メートルの擁壁が崩れたり、建設現場の地下駐車場スラブ(970平方メートル)が崩壊したりと人命に危険が及びかねないケースも起きている。

京畿道(キョンギド)楊州市(ヤンジュシ)の新築マンション。ここへの引っ越しを予定していた住民は慌てた。エアコンやリビング・キッチンの電灯などが脱落し、床に転がっていたからだ。隣の世帯でも流し台のドアや呼び鈴がないと騒ぎになっていた。

大邱(テグ)市寿城区(スソング)の新築マンションでも怒りの声が上がっている。入居前の事前点検の際、竣工まで1カ月というのに周辺に建設装備と資材が残され、壁紙など仕上げ工事が終わっていない部屋もあった。適切な措置を取るよう業者に要求したが、区役所は竣工承認を出してしまい、住人らはやむなく、瑕疵があるまま入居を始めた。

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国土交通省の瑕疵審査・紛争調停委員会が受け付けた調停の件数は2015年以後、終始3000~4000件台を記録している。被害事例は多様化しており、一般人が見ても明らかな不十分な仕上げも指摘されている。 こうした事態が相次ぐ理由について、公正住宅フォーラムのソ・ジンヒョン共同代表(京仁女子大学教授)は「不動産や建設産業が急成長し、技術的な部分や安全管理を疎かにした側面がある。建設監理の実効性を確保するための制度改善などが必要だ」と話した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/0d71a7bc1f9dbffe290fc459755e35cfb7eb586e

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仁川市弥鄒忽区の新築マンションで、地下駐車場や共用施設の天井から水が漏れて電気ショートするなどの欠陥も複数見つかった。施工会社は「資材費と人件費の上昇により、工事費用が56億ウォン(約5億6687万円)増額された」とし、支払われない場合は訴訟を起こすとする内容証明を組合に送付しているが、入居予定者らは「欠陥が相次いで発見されている中で工事費用の増額まで受け入れられない」と反発しているという。

20221年1月には、光州市西区花亭洞の39階建てマンション「現代アイパーク」新築工事現場で、23~38階部分の外壁が崩落し、車20台余りが下敷きになる事故が発生している。外壁崩落事故は、39階屋上でコンクリート打設作業をしていた際に発生し、外部圧力や衝撃などにより外壁が崩れ落ちた可能性がある。また韓国メディアは「完成を急ぎコンクリートが乾かないうちに積み上げていったのではないか」との憶測も伝えている。現在、崩落が再度発生する懸念から隣接する住商複合ビル入居者と商人約200世帯も避難している状況。

三豊百貨店は、ソウル特別市瑞草区にあった百貨店で、1989年12月に開店し、当時、韓国で国内第1位の売上高を誇る高級百貨店として名を知らしめていた。開業して約6年後の1995年6月29日、地上5階・地下4階、A棟とB棟で構成される建物のうち、売り場の多くが集中するA棟が突如、跡形もなく崩壊し、死傷者1445人、うち死者が502(508人とする説あり)人という韓国史上最悪の惨事となっている。


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[ 2023年05月16日 07:44 ] カテゴリ:韓国経済 | TB(0) | CM(0)
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