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韓国でいよいよ高まる「資金流出」への懸念

ここにきて、韓国経済の先行き懸念は一段と高まっている。 一つの要因として、最大の輸出先である中国経済の持ち直しペースは緩慢なことがある。 韓国にとって最重要の輸出品目である、半導体の市況が世界的に厳しい状況に追い込まれている。

その結果、4月の輸出は前年同月比で14.2%減少した。7か月連続での輸出減少だ。2022年3月に赤字に転落して以降、14か月連続で韓国の貿易収支も赤字だ。 また、韓国国内では家計の債務問題への懸念が高まっている。 韓国銀行(中央銀行)は家計の利払い負担増加などに配慮し、利上げを一時休止せざるを得なくなった。 輸出の減少、米韓の金利差拡大懸念などを背景に外国為替市場ではウォンの弱さも目立つ。 それは海外に資金が逃避していることを示唆する。

そうした状況下、尹錫悦(ユン・ソクヨル)政権は対日関係の修復を急いでいる。 次世代半導体の製造体制確立に不可欠な、超高純度の部材や製造・検査装置の調達を円滑にすることもあると見られる。 また、韓国は一段の資金流出に備えて、金融面でもわが国との関係を改善することが得策と考えているのかも知れない。

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許、韓国経済の減速、後退の懸念は一段と高まっている。韓国にとって最も重要な輸出品目である半導体の価格下落は大きい。2021年秋口以降、サムスン電子が世界最大のシェアを持つDRAMの価格下落は鮮明化した。NAND型フラッシュメモリの価格も下落している。ゼロコロナの終了後、中国では個人消費の回復ペースが鈍い。そのため中国ではスマートホンの出荷台数が減少し、半導体需要は下押しされている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/0741352ec59d179636550b0902d8c9654cb0bb9f

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世界的な物価の上昇とウォン安の掛け算によるインフレの高止まりを背景に、徐々に韓国の個人消費は圧迫される。韓国半導体産業が、次世代ロジック半導体の生産体制を確立するため、超高純度の半導体部材や製造装置の輸入促進は欠かせない。 今後も尹政権は経済の下方リスクを抑えるために、日本への歩み寄りが不可欠だろう。

サムスン電子が神奈川県横浜市に300億円を投入し、先端半導体デバイスの試作ラインを作るとしている。新しい半導体開発拠点も横浜市に建設する計画。年内に作業を始め、2025年の施設稼動を目標にし、数百人規模の雇用創出効果があるとみられる。また、サムスン電子が日本政府に半導体施設建設補助金を申請し、許可を受ければ日本政府から補助金100億円以上を受け取ることができる。


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[ 2023年05月19日 07:38 ] カテゴリ:韓国経済 | TB(0) | CM(0)
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