拡大続けるBRICSを中心に急速に広まる「ドル外し」
準備資産面でのドル離れ:ドル離れの動きは、まず、中央銀行の準備資産の面から始まった。インドをはじめとする複数の中央銀行はその準備資産をドルから金に切り替え始めているが、その口火を切ったのは、ドルに対し、特に強い警戒感を有するロシアと中国であった。
ロシアは2014年から、中国は2015年から、その準備資産を徐々にドルから金に切り替え始めており、ロシアの金保有額は、2014年から2023年までの10年間に3倍となり、中国では、2015年から2023年の8年間の間に2倍強となった。 ただ、これらの動きは、ドル外しというよりは、ドルへの依存度を減らすための自衛的措置であり、世界の基軸通貨としてのドルの地位を覆すことまで狙ったものではない。
支払通貨面でのドル離れ:国際通貨としてのドルの地位により大きな影響を与えうるのは支払通貨面でのドル外しの動きである。昨年来、少なからぬ国が、ドル以外の通貨での支払いを導入し始めている。 本年に入ってからインドは、アラブ首長国連邦と間で、ルピー建て貿易取引の可能性の協議に入っている。
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だが、このような各国の動きの中で、特に大きな波紋を呼び起こしたのは、今年1月にサウジアラビアの大蔵大臣が行った発言であった。それは、サウジは、原油取引に関し“他国通貨による支払いにもオープンである”とするものであった。その言い回し自体は、米国の反発を顧慮し、比較的柔らかいものとなっているが、直截に言えば、それは、長年、米国との間の合意に基き堅持してきた「ペトロダラー」の原則を放棄するとするものであった。
https://news.yahoo.co.jp/articles/28c3f49bea645bc0e7dabde64834b3b7e27798ba

BRICsとは、ブラジル(Brazil)、ロシア(Russia)、インド(India)、中国(China)の頭文字を合わせた造語です。ゴールドマン・サックス社が2003年に発行したレポートの中で用いて以来、一般にも広く使われるようになった。このレポートの中で、2050年にはBRICsの4カ国がGDPで上位6カ国に入る可能性があるということが記載されていた。BRICsの4カ国は、広い国土と多くの人口、豊かな天然資源をもとに今後大きく成長するであろうと注目されている。
政策方針は、IMFや世銀のように金融財政当局が集まる総会で決まるのではなく、毎年一回加盟国の首脳が集まって開催されるサミットの場で決まり、その意思決定は(官僚レベルでの技術的な議論に基づくというよりは)首脳レベルでの遣り取りで決まるため、どちらかといえば政治的色合いが強い。
ロシアは2014年から、中国は2015年から、その準備資産を徐々にドルから金に切り替え始めており、ロシアの金保有額は、2014年から2023年までの10年間に3倍となり、中国では、2015年から2023年の8年間の間に2倍強となった。 ただ、これらの動きは、ドル外しというよりは、ドルへの依存度を減らすための自衛的措置であり、世界の基軸通貨としてのドルの地位を覆すことまで狙ったものではない。
支払通貨面でのドル離れ:国際通貨としてのドルの地位により大きな影響を与えうるのは支払通貨面でのドル外しの動きである。昨年来、少なからぬ国が、ドル以外の通貨での支払いを導入し始めている。 本年に入ってからインドは、アラブ首長国連邦と間で、ルピー建て貿易取引の可能性の協議に入っている。
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だが、このような各国の動きの中で、特に大きな波紋を呼び起こしたのは、今年1月にサウジアラビアの大蔵大臣が行った発言であった。それは、サウジは、原油取引に関し“他国通貨による支払いにもオープンである”とするものであった。その言い回し自体は、米国の反発を顧慮し、比較的柔らかいものとなっているが、直截に言えば、それは、長年、米国との間の合意に基き堅持してきた「ペトロダラー」の原則を放棄するとするものであった。
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連絡先 monma@asahinet.jp
長々と歴史に話を飛ばして書いてますが。
結局は米中対立。
そんな中国が諸外国に貸す金はドル。