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ECB、物価抑制にあと数回の利上げ必要

欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのナーゲル独連銀総裁は5日、ECBはインフレを抑制するためにあと数回の利上げを実施する必要があるとし、今夏に金利がピークに達するかどうかは分からないと述べた。 欧州連合(EU)統計局が今月1日に発表したユーロ圏の5月の消費者物価指数(HICP)速報値は前年比6.1%上昇と、前月の7.0%上昇から鈍化。食品、エネルギー、アルコール、たばこを除いたコアインフレ率も5.3%と、5.6%から鈍化した。

ナーゲル総裁は講演で「あと数回の利上げが必要というのが現時点での見解だ」とし、「金利が今夏にピークに達するかは定かではない」と指摘。ユーロ圏の5月のコアインフレ率が予想以上に鈍化したものの大きな進展とは見なさず、「基調的な物価圧力は極めて高く、今のところ衰える兆しはほとんどない」と述べた。 その上で、金利がピークに達した後は、物価上昇率が「近い将来」にECBが目標とする2%に戻ることが確実になるまで、金利は安定的に維持されなければならないと語った。

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ドイツ経済については、年初の景気後退にもかかわらず、慎重ながらも楽観視していると述べた。 多くのECB政策担当者は利上げは最終局面に入っており、政策金利はターミナルレート(最終到達点)に近づいているとの見方を表明。こうした中、ナーゲル総裁のこの日の発言はECBの26人の理事の中で最もタカ派的で、ECBの政策金利は7月に3.75%でピークに達した後は来年に低下し始めるとの市場の観測に疑問が出てくる可能性がある。
https://news.yahoo.co.jp/articles/c1c842370ef0e901f1d752f1c9d529161c20394b

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欧州中央銀行(ECB)は、欧州の単一通貨ユーロの金融政策を実施する中央銀行であり、欧州連合(EU)の主要機関のひとつ。中央銀行は、「銀行の中の銀行」と呼ばれ、ある国内には、多数の銀行が存在する。これらの銀行は、預金を預かり、その資金を基に企業などに貸し出しをする。中央銀行は民間の銀行に対し、資金を貸し出したり、逆に資金を吸収することにより、ある国の経済の中で流通する資金の量を調整する。

中央銀行は通常、一つの国に一つだけ存在する。これに対しECBのユニークな点は、ユーロ圏と呼ばれる、EUの中で単一通貨ユーロを導入している国々全体に対する中央銀行となっている。 ECBはユーロの金融政策をつかさどっている。具体的には、ユーロ圏の民間銀行に貸し出す金利である政策金利を上下させることが中心になる。政策金利を引き上げれば、民間銀行が企業などに貸し出す金利が上昇する。そのためユーロ圏全体の景気は下向きとなり、物価も上昇しにくくなる。 一方、政策金利を引き下げれば、ユーロ圏全体の景気は上向きとなり、物価は上昇しやすくなる。


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[ 2023年06月06日 08:01 ] カテゴリ:国際 | TB(0) | CM(0)
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