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韓国経済、景気底打ちを示唆する指標増加

韓国政府系シンクタンクの韓国開発研究院(KDI)は11日発表した「6月の経済動向」で、韓国経済について「製造業を中心に振るわない状況ではあるが、景気底打ちを示唆する指標が増えている」との見方を示した。輸出が減少したものの、半導体や中国向けの輸出減少幅が縮小されるなど景気は悪化せず、消費心理と物価も良好だと説明した。

1月の経済動向では「景気が明らかに減速しつつある」、2月は 「景気の減速がさらに進んでいる」、3月以降は「景気不振が続いている」と指摘していた。先月は「内需が一部持ち直し、景気下降の勢いが落ち着いている」という判断が加わり、今月は景気が底を打っている可能性があるとの見解を示した。

KDIは、半導体の輸出額と輸出量の減少傾向が鈍化し、中国向け輸出の減少幅が縮小するなど輸出不振が和らぎつつあると説明した。 サービス業については、対面サービスの業種を中心に良好な流れが続いており、消費関連の心理指数も回復傾向をみせているとし、消費者物価上昇も次第に落ち着いていると分析した。5月の消費者物価指数は前年同月比3.3%上昇し、上昇率は4月(3.7%)より0.4ポイント下がった。
https://jp.yna.co.kr/view/AJP20230611000700882

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韓国産業通商資源省が発表した5月の貿易統計によると、輸出は前年比15.2%減少し、522億4000万ドルとなった。半導体需要の低迷が続き、8カ月連続のマイナスとなった。 ただ、市場予想の16.8%減より小幅な落ち込みにとどまった。4月は14.3%減だった。

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半導体輸出や対中輸出は減少ペースが鈍化しており、最悪期を脱した可能性がある。8カ月連続の減少は2020年1月以降で最長。ただ5月の輸出額は、営業日が1日少なかったにもかかわらず、4月の495億8000万ドルを上回った。前年同月との比較では営業日が1.5日少なく、ベース効果は不利な状況にあった。

2021年の韓国の対中輸出は1,629億ドルと、過去最高を更新した。同年の輸出実績について、韓国政府は「4大輸出先の中国、ASEAN、米国、EUとも、過去最大の輸出額を記録した」「新型コロナウイルス感染症拡大の影響から脱却した」と述べ、対中輸出を含め、輸出が好調だった。

しかし、こと対中輸出に関しては、決して楽観視できる状況にない。かつて増加基調にあった対中輸出は2013年を境に局面が変化し、それ以降は伸び悩んでいるが…。


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[ 2023年06月12日 08:23 ] カテゴリ:韓国経済 | TB(0) | CM(0)
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