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中国が自動車輸出で世界一に、どこに売っているのか

中国自動車工業協会のデータとして、今年1〜5月の中国の自動車輸出が前年同期比81.5%増の175万8000台となり、このうち新エネルギー車の輸出が同2.6倍の45万7000台に達したと紹介。単月で初めて日本を抜き自動車輸出世界一となった4月以降も輸出量が順調に増えていることを伝えた。

そして、同1〜4月の輸出先ランキングではロシアが1位で、以下メキシコ、ベルギー、オーストラリア、サウジアラビア、英国、タイ、スペイン、アラブ首長国連邦(UAE)、フィリピンと続いており、1位のロシアに関してはウクライナ戦争によって多国籍企業が続々とロシアへの自動車輸出を停止したことで、中国企業に大きなチャンスが巡ってきたという特殊な理由があったと説明した。

また、他地域では低い関税が中国車のコストパフォーマンスを一層高める結果になっており、オーストラリアでは中国との自由貿易協定によって、これまで日本企業の天下が長く続いてきた東南アジア市場でも地域的な包括的経済連携(RCEP)協定によって関税が引き下げられ、中国車が市場参入しやすい環境が構築されたと伝えた。

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さらに、中国企業が新エネルギーへの転換を率先して進めたことが、脱炭素、低炭素化社会を目指す世界の流れと合致したことも中国車の輸出が増えていることの主要因の1つであるとも指摘。タイでは2030年までに二酸化炭素を放出しない自動車の新車比率を30%にまで高める目標を打ち出しているほか、欧州でも化石燃料車の販売禁止、カーボンニュートラルに積極的であり、現地企業の電動化が遅れている間に中国企業が大きなチャンスを手に入れたとした。
https://www.recordchina.co.jp/b915915-s25-c20-d0193.html

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2023年1~3月期、中国の自動車輸出台数は約107万台となった。前年同月比で+58%という驚異的な伸びを記録し世界一となった。同時期の日本は約95万台で、前年同月比で+6%の伸びだったものの、わずかの差で中国の追い上げの前に屈している。とはいえ、中国は国内での新車販売台数において2009(平成21)年に世界一となっており、輸出においても世界一となるのはほとんどの関係者の間では時間の問題と認識されていた。

中国が国内販売だけに止まらず、輸出においても躍進した背景にあるのは電気自動車(EV)需要の伸びである。これは数字にも端的に表れており、対前年同月比で+93%の約38万台だった。ブランド別に見ると最上位はテスラの約9万台、上海汽車集団(SAIC)の約5万台、比亜迪(BYD)が約3万台と続いた。 これらのなかで注目すべきは、日本でも販売されているテスラとBYDだろう。テスラは米国の企業ながら早い時期にアジア地区の生産拠点を中国上海と定め、2019年から上海工場が本格稼働を開始、現在に至っている。どのような商品でも生産地と消費地はできるだけ近くというのはセオリーである。


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