韓国経済News

韓国の６月の貿易収支は１年４カ月ぶりに黒字となった。堅調な自動車輸出とエネルギー輸入の減少が寄与した。産業通商資源省の１日の発表によると、６月の輸出は前年同月比６％減少。エコノミスト予想は3.6％減、５月は15.2％減だった。

一方、６月の輸入は前年同月比11.7％減少、５月は14％減だった。この結果、11億ドルの貿易黒字となった。貿易黒字は2022年２月以来。　今回の貿易収支は韓国の物品に対する需要低迷が緩和しつつあることを示す最新の兆候となった。韓国は半導体やディスプレー、精製油などさまざまな製品に使われる物品を販売していることから、同国の輸出は国際貿易の目安として使われる。　

ＫＢ国民銀行のエコノミスト、ムン・ジョンヒ氏はデータ発表前に、「輸出の減少は既に底を打った可能性が高いが、今後、さらに重要なのは回復が『Ｖ字』になるか『Ｌ字』になるかだ」と指摘した。

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こうした回復の兆候の中でも、韓国経済成長の主要なけん引役である半導体産業の回復時期を巡る不確実性はなお根強く残る。今後の需要は、韓国の最大の貿易相手国である中国がより力強い経済成長を遂げるかどうかに大きくかかっている。　韓国の６月の半導体輸出は前年同月比28％減、５月は36％減だった。石油製品輸出が41％減少した一方で、自動車輸出は58％増加した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/41b15f7a58471f5c8c08cb993b7e93f0faa81422



韓国の産業通商資源部が１６日発表した統計によると、４月の自動車輸出台数は前年同月比２５．３％増の２４万７３９９台、輸出額は同４０．３％増の６１億５６００万ドル（約８３７０億円）だった。輸出額は単月で最高となった前月（６５億１０００万ドル）に及ばなかったものの、４月としては過去最高で、１～４月の累計輸出額も２３２億ドルと同期では過去最高を記録した。電気自動車（ＥＶ）などエコカーがけん引役となっている。

４月の輸出額を地域別にみると、北米向けが２９億８８００万ドルで最も多く、欧州連合（ＥＵ、１０億７００万ドル）、アジア（５億２１００万ドル）、その他欧州（４億８０００万ドル）、中東（４億７６００万ドル）の順だった。　中でもエコカー（乗用車）の輸出額は３カ月連続で２０億ドルを上回っている。４月は前年同月比５５．８％増の２０億５０００ドルで、単月では前月（２２億７０００万ドル）に次いで２番目の大きさだった。

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