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米新興EVが苦境…生産目標届かず破産申請も

米新興電気自動車(EV)メーカーが苦境に陥っている。 一時は「次のテスラ」として期待を集めたが、各社とも生産台数が目標を大幅に下回っているため、収益を上げられず、ローズタウン・モーターズは先週、米連邦破産法第11条(日本の民事再生法に相当)の適用を申請した。他のメーカーにも破産のリスクが忍び寄っている。

ローズタウンは2019年に、米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)から工場を買い取り、事業を始めた。ただ、生産開始が当初予定していた21年9月から22年後半にずれ込んだ上、今年2月までに製造したEVのピックアップトラックはわずか40台弱にとどまった。

量産化のめどが立たない中、頼ったのが米アップルの「iPhone(アイフォーン)」組み立てで知られる台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業だ。鴻海に工場を売却し、生産を委託した上で、多額の出資も受ける約束を取り付けた。しかし、大半の支払いが行われず、破産に追い込まれたローズタウンは、鴻海を提訴する事態に発展した。

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他の新興EVも、ローズタウンほどではないにせよ、生産は低調だ。リビアン・オートモーティブは5万台を今年の生産目標に掲げるが、1~3月期に製造したのは9395台。ルシッド・グループは目標の1万台に対し、同四半期の生産台数は2314台。9月末までに月産6000台の達成を狙うフィスカーは55台にとどまった。
https://news.yahoo.co.jp/articles/7cf0178461137b3397b890da07befc9c17c3168a

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2000年以降に続々と設立された米国の新興EVベンチャーの中からはTeslaが大きく飛躍しEV市場でのリーダーとなったが、その他の企業も商品開発と生産準備を進め、Rivian、Lucid、Nikolaなどいくつかの主要なメーカーが2021年末から2022年にかけて独自のEVモデルの市場投入を始めている。 

しかしながら、多くの企業が、巨額の先行投資を抱えた中で、昨今の資金コスト上昇、サプライチェーンの制約により、量産化に至らず、公表した市場導入計画の先延ばしを繰り返してきた。かろうじて初期ロットの納入を果たした企業も、赤字を拡大させ、財務的に苦しい状況にある。

そのような環境でも、いずれもの企業も、商品戦略、生産体制、販売システムにおいて、独自の成長戦略やグルーバル展開のシナリオを描き、実行に移している。ユニークな商品性や性能だけでなく、大口フリート顧客との提携、製造/主要コンポーネント外注による効率化、或いは海外のファンドや企業グループからの資金確保により、競争力と市場獲得を図る企業も多い。 

既存の大手OEMが幅広いセグメントで参入し、覇者のTeslaが一律値下げを実行するなど、多くの強力なプレーヤーによる本格的な競争が始まったEV市場で、新興EVベンチャーが資金を確保しながら、自身のポジションを築いて行けるかは、ここ1~2年の計画実行のスピードと商品に対する市場評価に掛かっていると言える。


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[ 2023年07月02日 08:26 ] カテゴリ:韓国経済 | TB(0) | CM(0)
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