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ルネサスエレクトロニクスは、米国のウルフスピードからＳｉＣ（炭化ケイ素）パワー半導体ウエハーを１０年間の長期にわたって供給を受ける契約を締結したと発表した。電気自動車（ＥＶ）などの航続距離などの性能を大きく左右するパワー半導体の安定的な生産に向けて、ウエハーを安定調達する。ルネサスはウルフスピードに預託金２０億ドル（約２８００億円）を提供する。

ルネサスはウルフスピードからの高品質なＳｉＣウエハーの供給を受けることで、２０２５年に予定しているＳｉＣパワーデバイスの量産に向けて準備を進める。今回の契約締結で、ルネサスはシリコン製パワー半導体からＳｉＣパワー半導体への転換を進める。

ウルフスピードは１５０ミリメートルＳｉＣウエハーを製造し、ルネサスに２５年から本格的に供給する。また、ウルフスピードは新工場が本格稼働した後、ルネサスへ２００ミリメートルのＳｉＣウエハーを供給することも視野に入れる。

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ＳｉＣパワーデバイスは、シリコン製と比べて電力変換効率、電力密度、システムコストの低減が図れることから、ルネサスも車載向けに事業化を急いでいる。
https://carview.yahoo.co.jp/news/detail/1e5e967c54267c62c1c6615ecf474947a7a3b505/



ウルフスピードは、世界をリードするパワーデバイス・RFデバイスメーカー。同社のパワーおよび無線周波数（RF）半導体は、比類のない専門知識と性能で業界をリードしている。 これらの最先端のコンポーネントは、様々なアプリケーションにおいて、効率化、スイッチング周波数の向上、システムの小型化と軽量化を実現する。

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