韓国経済News

韓国企画財政部によると、アジア開発銀行（ADB）は19日発表した最新の経済見通しで、韓国の2023年の経済成長率を1．3%と予測した。4月に発表した見通しから0．2ポイント引き下げた。輸出の減少、民間消費と投資の不振などが響くとの見解を示した。

ADBの予測は国際通貨基金（IMF）と経済協力開発機構（OECD）の予測（いずれも1．5%）だけでなく、韓国政府と韓国銀行（中央銀行）の予測（いずれも1．4%）も下回る。　アジア・太平洋地域（日本など除く）の今年の成長率見通しは4．8%で据え置いた。ADBの予測通りなら、韓国の成長率は中国（5．0%）や台湾（1．5%）、シンガポール（1．5%）などの主要国・地域より低い。

24年については韓国の成長率を前回予測と同じ2．2%とした。アジア・太平洋地域は4．7%で、0．1ポイントの引き下げ。　また、韓国の今年の物価上昇率予測を前回の3．2%から3．5%に上方修正した。エネルギーと食品価格は安定的ながら、物価の上昇は続いていると判断した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/d9f5a62b39c63c2c8f16cbdc2d738399f831fa5d

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韓国経済の屋台骨である輸出は前年同月比で7カ月連続の減少が続く。4月の輸出額は全体で14%減。そのうち中国向けは27%減で、4%減にとどまった米国とは対照的だった。そのため産業通商資源省は中国輸出の拡大策を表明した。電池や電気自動車（EV）、バイオ医薬品といった成長産業分野において展示会出展を支援し、政府系金融を通じて融資する。化粧品や衣料品などで韓国ブランドの販売拡大も促す。



韓国では尹錫悦（ユン・ソンニョル）政権が米韓同盟を重視する姿勢を打ち出し、最大の貿易相手国の中国との取引額は減少傾向が続いている。韓国政府には米国一辺倒では中国との関係悪化を招くとの危機感もある。地理的に近く、半導体や素材産業の主要輸出先である中国との経済関係をつなぎ留めておきたい思惑もある。

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