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韓国経済の成長加速、製造業が寄与

韓国経済の4-6月(第2四半期)成長率は、製造業の回復を背景に加速した。韓国銀行(中央銀行)が景気抑制的な政策スタンスを維持する中、経済の回復力を示す内容となった。

25日発表の同中銀のデータによると、4-6月期の国内総生産(GDP)は前期比0.6%増。ブルームバーグがまとめたエコノミストの予想は0.5%増だった。1-3月の成長率は0.3%だった。純輸出も景気拡大を支えたが、これは主に輸入の減少によるものだった。

韓国経済は2022年10-12月(第4四半期)に縮小したものの、その後2四半期連続で増加している。韓国銀行は、インフレ抑制と経済活動維持の必要性とのバランスを図る中、今年大半の期間において主要政策金利を据え置き、タカ派的なバイアスを維持している。

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ブルームバーグ・エコノミクスのエコノミスト、クォン・ヒョソン氏は「成長モメンタムの加速で韓国銀行はタカ派的スタンスを当面維持しやすくなるだろう」と分析した。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-07-25/RYBQTXT0G1KW01

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韓国銀行(中央銀行)は5月25日、2023年の実質GDP成長率を1.4%とする経済見通しを発表した。前回2023年2月時点の見通し(1.6%)より0.2ポイント下方修正した。半導体輸出の減少や投資の不振が続いていることを反映した。

主な需要項目別は、
●民間消費は、家計可処分所得の増加、消費者心理の改善により緩やかに回復する見通し。
●設備投資は、ITなどの景気後退、金融費用負担の増加により低迷が続く見通し。
●建設投資は、不動産市況の景気鈍化、政府のSOC(注)予算縮小などにより不振が続く見通し。
●財貨の輸出は、中国の(新型コロナウイルス感染対策の)都市封鎖やIT景気不振の緩和により下半期は緩やかな回復に向かう見通し。

雇用状況は、新規就業者数が2023年2月時点の予想の前年比13万人増加を大きく上回り、25万人となる見通しだ。保健福祉や宿泊・飲食業などの対面型サービス業の需要が高まっていることが要因。 他方、2023年の消費者物価上昇率は3.5%の予測で、韓国銀行が提示している「中長期的な物価安定のめど」の2%を上回っている。高インフレが持続するとしており、3%台を記録した場合、2011年(4.0%)以降、前年の5.1%に次いで高い数値となる。

経常収支の黒字規模は2022年に240億ドル、2023年に450億ドルとなる見通し。半導体と対中輸出の不振が持続しているが、下半期は輸出が緩やかに回復し、貿易収支は黒字になることが見込まれる。韓国銀行は「3カ月前と比較すると、物価上昇率は安定している。しかし、景気回復は当初の予想に比べて遅い」と指摘している。


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[ 2023年07月26日 07:45 ] カテゴリ:韓国経済 | TB(0) | CM(0)
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