輸出がようやく持ち直し始めた?…2023年7月の貿易統計
2023年7月の貿易統計(速報)が公表され、日経電子版では2ヵ月ぶりの貿易赤字であることや、対中輸出が8ヵ月連続でマイナスであることなどが報じられている。 季節調整値で見ると、2ヵ月連続で輸出金額、輸入金額ともに前月比で増加している。
2023年7月は輸出金額、輸入金額ともに前月比2%増となり、貿易赤字もほぼ横ばい(6月:5402億3900万円→7月:5571億8900万円)となった。実質輸出(前月比1.1%)、実質輸入(前月比1.8%増)も2ヵ月連続で増加した。 実質輸出は6月の前月比5.4%増に比べて伸びが鈍化したが、水準(2020年=100とした指数で116.6)は、2021年以来の110~115の横ばい傾向を抜け出したかも、と思われる水準。
6月分の日本銀行の資料を見ると、米国やEU向けの輸出で中国向けの減少をカバーしているようにも見える。財別では自動車関連だけでなく資本財も増えていたので、7月分の動向が注目される。 一方、実質輸入は前月比1.8%増。直近のピーク(2022年10月)からの減少傾向から抜け出せているようには見ないが、”弱い輸入”で貿易赤字が縮小する姿がいつまで続くのか注目したい。
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交易条件はわずかではあるものの、2ヵ月連続で改善しました。契約通貨ベースで見ると、輸出物価(前月比0.1%低下)も輸入物価(同0.4%低下)も低下しているが、輸出物価と輸入物価の低下度合いが近づいてきた。交易条件改善の追い風が今後も続くかどうかは予断を許さない。
https://news.yahoo.co.jp/articles/7e0827c7725a628463a965115284ace774d1ddbd

物価変動の影響を除いた実質輸出(季節調整値)は、7 月は前月比+1.7%と 2 か月連続の増加となった(実質化と季節調整は第一生命経済研究所)。部品等供給不足の緩和による自動車輸出の回復基調が続いている(輸送用機器:前月比+0.5%)ほか、一般機械(前月比+2.2%)、電気機器(前月比+1.3%)といった自動車以外の機械類もこのところ増加に転じており、実質輸出は足元で持ち直しの動きを強めている。
地域別には、米国向けが前月比+2.1%(6 月:同+3.3%)、欧州向けが同+5.2%(6 月:同+1.1%)、中国向けが同+1.5%(6 月:同 0.0%)といずれの地域も増加した。米国向け、欧州向けは自動車輸出のウェイトが大きいため、自動車輸出の回復が牽引している構図が続いている。自動車含む輸送用機器(対世界)は年明け以降急速な回復が続いており、7 月も前月比+0.5%と 6 か月連続のプラスとなった。
自動車輸出の回復傾向は当面続くと見込むが、先行きについては米国・欧州経済の減速に伴い、そのペースは鈍化する可能性が高いだろう。世界的な製造業部門の景況感は悪化傾向が続いており、先行きも世界的な財需要は低調な推移が予想されることから、実質輸出全体の回復ペースも緩やかなものに留まると見込む。
2023年7月は輸出金額、輸入金額ともに前月比2%増となり、貿易赤字もほぼ横ばい(6月:5402億3900万円→7月:5571億8900万円)となった。実質輸出(前月比1.1%)、実質輸入(前月比1.8%増)も2ヵ月連続で増加した。 実質輸出は6月の前月比5.4%増に比べて伸びが鈍化したが、水準(2020年=100とした指数で116.6)は、2021年以来の110~115の横ばい傾向を抜け出したかも、と思われる水準。
6月分の日本銀行の資料を見ると、米国やEU向けの輸出で中国向けの減少をカバーしているようにも見える。財別では自動車関連だけでなく資本財も増えていたので、7月分の動向が注目される。 一方、実質輸入は前月比1.8%増。直近のピーク(2022年10月)からの減少傾向から抜け出せているようには見ないが、”弱い輸入”で貿易赤字が縮小する姿がいつまで続くのか注目したい。
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交易条件はわずかではあるものの、2ヵ月連続で改善しました。契約通貨ベースで見ると、輸出物価(前月比0.1%低下)も輸入物価(同0.4%低下)も低下しているが、輸出物価と輸入物価の低下度合いが近づいてきた。交易条件改善の追い風が今後も続くかどうかは予断を許さない。
https://news.yahoo.co.jp/articles/7e0827c7725a628463a965115284ace774d1ddbd

物価変動の影響を除いた実質輸出(季節調整値)は、7 月は前月比+1.7%と 2 か月連続の増加となった(実質化と季節調整は第一生命経済研究所)。部品等供給不足の緩和による自動車輸出の回復基調が続いている(輸送用機器:前月比+0.5%)ほか、一般機械(前月比+2.2%)、電気機器(前月比+1.3%)といった自動車以外の機械類もこのところ増加に転じており、実質輸出は足元で持ち直しの動きを強めている。
地域別には、米国向けが前月比+2.1%(6 月:同+3.3%)、欧州向けが同+5.2%(6 月:同+1.1%)、中国向けが同+1.5%(6 月:同 0.0%)といずれの地域も増加した。米国向け、欧州向けは自動車輸出のウェイトが大きいため、自動車輸出の回復が牽引している構図が続いている。自動車含む輸送用機器(対世界)は年明け以降急速な回復が続いており、7 月も前月比+0.5%と 6 か月連続のプラスとなった。
自動車輸出の回復傾向は当面続くと見込むが、先行きについては米国・欧州経済の減速に伴い、そのペースは鈍化する可能性が高いだろう。世界的な製造業部門の景況感は悪化傾向が続いており、先行きも世界的な財需要は低調な推移が予想されることから、実質輸出全体の回復ペースも緩やかなものに留まると見込む。
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