韓国経済News

ウクライナのゼレンスキー大統領は13日（現地時間）、キーウを訪問した韓国の「ウクライナ再建協力代表団（ワンチーム・コリア）」に上記の考えを伝え、防衛産業分野での協力を提案したことが15日までに分かった。

韓国国土交通部（省に相当）の元喜龍（ウォン・ヒリョン）長官が団長を務め、サムスン物産、現代建設、現代ロテム、水資源公社など公共企業や民間企業18社からなる「ワンチーム・コリア」は今月13－14日の日程でウクライナの首都キーウを訪問し、ゼレンスキー大統領、シュミハリ首相、オレクサンドル復興担当副首相などウクライナ政府高官との面会でウクライナ再建事業について意見交換した。昨年2月に戦争が始まって以来、再建事業に参加する企業関係者がウクライナを訪問するのは今回が初めてだ。

4110億ドル（約60兆7000億円）規模と試算されるウクライナ再建事業に参入するため世界各国が激しい競争を繰り広げる中、ゼレンスキー大統領は韓国代表団との面会で以前よりも具体的な再建事業協力策を提示した。　ゼレンスキー大統領は韓国代表団に二次電池の重要な素材となるリチウム開発への韓国の参加を求め、「資源同盟」を提案した。ウクライナでは最近、東部で大量のリチウムが眠る鉱山が発見された。これと関連して韓国代表団の関係者は「リチウム鉱山の採掘権や長期の購入契約を締結する方策について意見交換したい」とコメントした。

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またウクライナ政府は原発や太陽光、高速鉄道などでの協力も求めた。元長官は今回の面会結果を韓国大統領室に報告し、政府横断で組織を立ち上げ事業を推進する計画だ。また両国は今回の再建事業に投入される23億ドル（約3400億円）規模の対外経済協力基金（EDCF）の供与協定を正式に締結した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/0ee92633bbe58dc0da435b604b33c106c967b2a8

今年５月には、ウクライナのゼレンスキー大統領の妻オレナ・ゼレンシカ氏が、大統領特使として韓国を訪れ、ソウルの大統領府で尹錫悦大統領と面会している。韓国大統領府によると、オレナ氏はウクライナに対する韓国の人道的支援に感謝を示し、さらなる支援拡大を要請したという。　韓国はこれまでロシアとの関係に配慮し、ウクライナに武器を提供しない立場をとってきた。オレナ氏は尹氏に対し、地雷の探知や除去の装備など殺傷能力のない軍事装備の支援を求めたという。

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