韓国経済News

韓国の尹錫悦（ユン・ソクヨル）大統領は17日（日本時間18日）、経済問題をテーマに行われたアジア太平洋経済協力会議（APEC）のセッションで、「APECが早期警報システムを構築するなど、供給網（サプライチェーン）協力をまず強化しなければならない」と強調した。韓国大統領室が明らかにした。

尹大統領は国家間の紛争や新型コロナウイルスの流行といった状況で起こる供給網の混乱を安全保障と経済の主な危機要因と指摘し、自由・市場などの核心的な価値を共有する国との早期警戒体制の連携強化の必要性を強調してきた。

尹大統領は「APECが世界経済の転換点でルールに基づいた貿易秩序とデジタル秩序を強化し、回復力のある供給網を構築するために協力しなければならない」とし、「韓国が先導的な役割を果たす」と明言。「APECが多国間貿易体制の回復のため、リーダーシップを発揮することを促したい。ルールに基づいた貿易秩序の強化が必要だ」と言及した。

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また、「APECが人工知能（AI）をはじめとするデジタルルールとガバナンスの確立に積極的に参加しなければならない」とし、韓国が来年開催する「AIグローバルフォーラム」への参加を呼びかけた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/6fc48669b324199cd6c58bd5712a81c68cc11c36



韓国の尹錫悦大統領は2日、英国で開催された「第1次AI安全性首脳会議（AI Safety Summit）」にオンラインで参加し、AIの安全な活用およびガバナンス構築のためのグローバル協力方案について深く議論したと大統領室が伝えている。

尹大統領は発言冒頭に「チャットGPTをはじめとする生成型AIの登場が、私たちの生活の便益を増進し産業生産性を高めたが、デジタル格差が経済格差を悪化させたり、偽ニュースが私たちの自由を萎縮させ選挙などの民主主義システムを威嚇したりする事態も起きかねない」とし「AIをはじめとするデジタルは、人間の自由と厚生の拡大に寄与しなければならず、個人と社会の安全に脅威になってはならない」と強調した。

それと共に「誰もが競争と革新の機会が公正に保障され、デジタルが作る恩恵を社会全体が均等に享受できなければならない」として、AIとデジタルが進む方向を提示した。　尹大統領は今回の会議で、韓国は9月にAIデジタル時代が追求しなければならない基本価値と哲学を反映した「デジタル権利章典」を発表したことを各国首脳に共有した。

続いて韓国政府は、AIグローバルガバナンス構築に積極的に寄与できるよう、国連内の国際機構設立を支援するための「AIグローバルフォーラム」を開催し、今回の首脳会議で提案された「AI安全ネットワーク」および国連が10月に発足した「AI高位級諮問機構」とも緊密に協力するという意志を明らかにしている。

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