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アフリカが韓国を待っている!

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2006年にコンゴ民主共和国の大統領に当選したジョゼフ・カビラ。1971年生まれの彼は、選挙で選ばれた大統領では世界最年少だ。2011年にコンゴ民主共和国を訪問した当時、この若い大統領の手に英文版『韓国経済開発史』があったのを見た。「良い暮らしをしよう」という意志がみなぎる彼は、公然と故朴正熙(パク・ジョンヒ)大統領が自分のロールモデルだと語った。自国の国民のより良い暮らしのために欠かせないインフラの建設に拍車を掛ける姿が非常に印象的だった。

今年6月にソウルを訪問したアルマンド・ゲブーザ・モザンビーク大統領から、異例にも政策金融機関長の筆者に会いたいという連絡があった。あいさつが終わると、すぐにゲブーザ大統領はモザンビークの地図を広げ、自国の天然ガス田開発事業に対する韓国企業の積極的な投資と金融協力を要請してきた。

貧困の大陸、アフリカが飛翔の翼を広げている。水が溜まったところでアクビをしていた“カバ世代”が退き、鋭く躍動的な“チーター世代”が浮上し始めたのだ。2000年に750ドルにすぎなかった1人当たりの国内総生産(GDP)も10年間で1700ドルと2.3倍に増えた。

豊かな天然資源、若い人口、巨大消費市場はアフリカの最大の武器だ。「世界最後の経済成長エンジン」と呼ばれるほどだ。昨年、世界的に外国人直接投資(FDI)規模が18%減少しながらも、アフリカに対するFDIは5.5%増えた点は、これを傍証している。

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実際、アフリカは恵まれた地だ。地質学的に大陸自体が最も早く形成されたため、天然資源が他のどこよりも豊富だ。これといった資源もなく、ひたすら輸出のために汗を流してきた韓国とは比較にならない。

一例として、アンゴラが08年に原油の輸出で稼いだ金額は730億ドルほどだが、これはソウル市と京畿道が2年間使う予算を合わせた金額よりはるかに多い。金・銅など伝統的な鉱物のほかにも、レアアース(希土類)・ウラン・チタンなど未来型産業資源、海洋油田まで次々と発見されている。一体どれほどの天恵の自然、いや資源環境を保有しているのだろうか。

このためアフリカをめぐる世界各国の角逐もよりいっそう激しく展開する様相だ。一部の人は、19世紀末の帝国列強のアフリカ資源獲得戦争に例えて「新アフリカ争奪戦」と呼んでいる。最近70億ドル以上の投資を約束した米国と、今後5年間に200億ドルの借款提供を公言した中国、そして同じ期間これより多い3兆2000億円の支援を約束した日本など、アフリカに対する強大国の破格の支援が続いている。それに比べると、年間3億ドル程度を支援する韓国は差し伸べる手が恥ずかしくなる。

なのに、なぜアフリカは韓国の扉を何度もノックするのか。資源をさらっていき、産業自活力を失わせる一部の強大国のために生じた反射的な好感もあるだろうが、何よりも韓国だけが持つ“圧縮成長ノウハウ”が大きな理由だ。すなわち、単純な金融協力ではなく、これを通じた「韓国の発展経験」までも受けたいということだ。韓国は世界史でも類例がないほど独特の発展経験を持つ。「援助を受けた国から与える国」に成長した国は韓国が唯一無二だ。韓国とアフリカ国家の多くは第2次世界大戦以降に植民地支配から抜け出したのに続き、内戦まで経験したという共通点を持つ。同じ痛みを経験したが、韓国が世界8位の貿易強大国で成長する間、アフリカは同じ場所で足踏みしてきた。このため韓国の独特の開発ノウハウをアフリカの実情に合わせて伝授することができる。ちょうど韓国のセマウル運動もアフリカ地域社会の開発モデルとして脚光を浴びている。この際、韓国がアフリカ国家の“家庭教師”として積極的に動いてもよいのではないだろうか。

先月、筆者は金融契約締結のためにアフリカに行ってきた。そこで会ったある金融関係者に「もともと金持ちの友人と、貧困を経験した情が深い友人のうち、どちらがよいか」と尋ねた。センスあるこの人の言葉は「まさにあなただ!」(It’s just you!)。私たちはその日、真の友人になった。

http://japanese.joins.com/article/616/175616.html?servcode=100§code=120



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[ 2013年08月30日 19:04 ] カテゴリ:韓国経済 | TB(0) | CM(0)
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