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韓国 サムスンに「悲観論」  収益源の高額スマホ不振!

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スマートフォン(多機能携帯電話)の出荷台数で世界一の韓国サムスン電子に対する「悲観論」が広がってきた。二〇一三年七~九月期決算(暫定値)は売上高と本業のもうけを示す営業利益が過去最高に。ただ高額機種の売れ行きに陰りも見え、新興国では安価なスマホに強い中国勢との競争が激化している。目まぐるしく勢力図が塗り替わるスマホ業界でサムスンの「行き詰まり感」を指摘する声もある。 (ソウル・辻渕智之、写真も)

「以前は爆発的に予約が入ったのに、今回は動きがない」

ソウルの携帯電話販売店。店主は力なくぼやいた。サムスンは九月下旬に新機種「ギャラクシーノート3」を韓国など五十八カ国で先行発売。だが発売翌日もソウルの販売店の客はまばらだった。

ノート3の価格は韓国で百六万ウォン(約九万五千円)。四月発売の主力商品「ギャラクシーS4」も約九十万ウォンと高額だ。S4の前機種S3も当初は九十万ウォン以上と高かったが、昨年夏の発売から二カ月がたつと通信会社が補助金を出す「拡販」が広がり一時、店頭価格は約五分の一の十七万ウォンに下がった。

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S4はS3に比べ情報処理の速度などが向上し性能がアップ。ただ消費者はS3の経験で「割引幅が大きくならないと損」と判断し買い控える傾向がある。ソウルの販売店にいた男性(35)は「S4の値が下がるのを待つか、安いスマホを今買うか」で迷っていた。高機能化に伴う価格上昇と値下がり期待。これがサムスンの爆発力を奪っている。

◆行き詰まり

日本など先進国でも「高額機種は二年の分割払いで買った人が多く、短期での買い替えは難しい」という傾向が強まっている。スマホ販売の「主戦場」は市場規模の六割強を占める新興国に移りつつあり、特に中国では中国メーカーが製造する格安の「千元(約一万五千円)スマホ」が好調。今後、サムスンの商品も価格下落が避けられそうにない。

サムスンの一三年七~九月期の売上高は五十九兆ウォン(約五兆三千億円)、営業利益の十兆一千ウォン(約九千億円)とともに四半期決算では過去最高だった。半導体分野なども好調だったが、市場は「営業利益の65%をスマホなど情報技術(IT)部門で稼いだ」とみており、韓国紙・中央日報は「偏った収益構造で来年以降を楽観するのは難しい」と突き放した。

韓国では「米アップルを抜いた後、次のアイデアがなく行き詰まり感がある」とも指摘されるサムスン。「スマホの草分け」といわれたカナダ通信大手ブラックベリーは業績が悪化し、先月末に約四十七億ドル(約四千六百億円)での身売りが内定した。変化が激しい業界でサムスンも今後、正念場を迎えることになる。

http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/news/CK2013101302000098.html



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[ 2013年10月13日 21:27 ] カテゴリ:韓国経済 | TB(0) | CM(0)
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