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「80後」の若者が見た日本、そして感じたこと--カク明さん!

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日本に留学し中国に帰国する学生は、中日交流の橋渡しのひとつであり、彼らは日本で留学し、数年暮らしてみて、日本社会をある程度理解すると同時に中国についてもかなり理解している。中日両国の交流や相互理解に非常に大きな促進の役割を持つ。そのほかにも、彼らは帰国後、その学んだことを生かして、中国という国の経済の建設を進め、社会を発展させる推進力となる。

今回の人物

カク明さん(男性)、2003年7月高校卒業後、北京平成日本語学校で日本語を1年余り学び、その後2005年4月日本に留学し、岡山理科大学で学んだ。2010年、日本の国立岡山大学の修士課程に入学、2013年7月修士学位を取得後、中国へ帰国。9月、用友グループ傘下の暢捷支付公司に入社。

記者の手記

カク明さんはいわゆる「80後」と呼ばれる1980年代生まれの世代で、取材した日本留学帰国組の中でも最年少の一人だ。帰国したばかりの彼は私に、日本滞在の8年間で、意志が鍛えられ、独立して生活することを学んだという。また、留学することは決して順風満帆とは言えない生活でいろいろ大変なこともあったが、そうした困難で自分を鍛えることができ、許すことやさまざまな考え方を使って考えるやり方などをためす中で、視野が開かれ、自分の世界が広がったと語ってくれた。

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取材内容

若くてかっこいい「80後」の若者は、取材に答える際、中国の新しい世代の若者が見た日本を知らしめてくれた。また、海外に留学するという人生の重大な選択のさまざまな見方も教えてくれた。これは、私に「80後」たちは1980年代や1990年代に日本に留学した人々が経験したような大変な経験はしていないものの、彼らは留学の中でかなり背負ったものがあり、新しい人生の道を見出したことがわかった。

■高校卒業後、日本へ留学 人とは違う道を拓く

人民網:いつごろ日本に留学しましたか?その頃の中日間の交流はどのような状態でしたか?

カク明:2005年4月に日本での留学を始めました。2005年は、まさに中日関係が谷底の時代でしたが、私個人にとってはずっと前から日本での留学を決めていたので、当時の中日関係は自分の最終的な決定に何も影響しませんでした。しかも2005年に出国した留学生、中でも高校卒業後に出国した人はまださほど多くなかったので、自分を鍛え、さらに多くの経験ができるだろうと思い、最終的に留学という道を選択したのです。

人民網:どのようにして日本への留学を決心しましたか?当時の中国の社会状況はどのようでしたか?

カク明:私は高校卒業後の日本への留学を決めていました。当時、中国の大学卒業生の社会での競争は日増しに激化し非常に厳しいものでした。中国の名門大学に入れなければ、4年間の時間を国内の高等教育を受けて就職するか、細い道である留学を通して自分の視野を広げるという人と違う道を歩くのか。最終的に私は中国の大学生とは違う成長の道を選び、海外での独立した生活経験と海外の先進的な知識を学ぶことを通して、将来的に国際的な舞台で自分の競争力をつけることを選びました。

■まず、独立して生活し、人生に挑む

人民網:初めて日本を訪れた時、どんなふうに感じましたか?周りの環境(異国文化)には悩みませんでしたか?

カク明:初めて両親から離れて生活したので、確かになれないことが多く、しかも異国での生活でしたから。ゆっくりと自分ですべてのことができるようになっていきましたし、自分のやったことに責任を持つことを学んでいきました。こうした幼いころから両親のそばで大きくなったところから、両親に依存することに慣れていた自分にとってはとても大きな挑戦でした。両国の文化の違いについては、出国前に気持ちの準備をしており、現地の情報をできるだけ集めるようにしていたので、悩むことはありませんでしたし、反対に日本での暮らしは自然と湧き上がってくるような親近感がわいていきました。

人民網:日本に行ってみて、日本や日本人の考え方は日本に行く前に比べ変化がありましたか?

カク明:日本に留学に行く前私は日本に対してあまり多くを知りませんでした。東京や大阪のような大都市のことを聞いていたにすぎませんでした。しかも日本に行く前に比べ、更に日本に対して近い距離で観察してみて、美しい環境や発達した交通網、先進的な技術などに強い印象が残りました。留学を通して私は、細かいところで異なる国や文化を知ることになったといえます。日本人に対する考えは完全に変わりました。日本人の礼儀を重んじるところ、公共心や細部まで探究する精神には敬服しますし、私は中国も学ぶ価値があるところだと思います。

■日本人の仕事熱心さには驚嘆

人民網:日本にはどれくらい留学しましたか?最も印象深かったのはどんなことですか?

カク明:日本には8年間留学しました。最も印象深かったのは日本人の仕事熱心さと細かいところまでこだわる仕事に対する態度です。日本人の仕事に対する真剣な責任感はよく知られるところですが、どんな仕事に対してもすべきことはしっかりとしようとしますし、特に人に迷惑をかけないし、手抜きやごまかしはめったに見られません。仕事内容の上下や貴賤にかかわらず、仕事自体が日本人の生活そのものです。この仕事熱心さによって、日本人は仕事で驚くほどこだわりを以って細かいところまで追求する態度には非常に強烈な印象を受けました。この点は特にサービス業に表れています。多くの世界各国で生活したことのある友人と雑談していた時も、日本の行き届いたサービスを誉めない人はいませんでした。

日本のサービス業は、確かに申し分のないほど行き届いています。大型書店で本を買おうとしたある日のことです。1階を一回りしましたが、必要な本が見つからないので、レジで会計をしていた若い男性に聞くと、彼はメモを出してその書名を書き留め、私に確認してから、レジのプレートを「少々お待ちください」にひっくり返して変え、私を伴って上の階に上がっていきました。そして、上の階のスタッフにこの方がこの本を探しているので探してあげてほしいといいました。それから私に対して、このスタッフがあなたを助けてくれるのであわてなくていいですよといい、下の階に戻っていきました。そして紹介してくれたそのスタッフが私を連れて一周し、必要としていた本をほとんど見つけてくれました。あと2冊が書店に置いていないため、スタッフは私に謝り、申し訳ないがここにはないので他で探してくださいと言ったのです。このような態度に私は逆に戸惑いました。中国の書店ではこのような細やかなサービスは極めてまれでしょう。

「仕事熱心」は日本の社会で重視されており、仕事熱心で事業を成し遂げた人は社会で一般的に尊敬されます。仕事熱心な人は自分がしっかり仕事をしていることにプライドを持っているし、両方が相まって日本人の仕事熱心さの形成に、大きな影響を与えています。

■留学経験が人生の選択肢を豊かに

人民網:中国に帰国後、どのような仕事につきましたか?日本語の仕事での重要性はどれくらいですか?

カク明:帰国後、1カ月ほど休養し、今年9月に用友グループ傘下の暢捷支付公司の入社、新興業界の第三者への支払い業務に対するリスク管理をしています。私は日本の厳しいやり方を実際の仕事に活かしたいと思っています。現在、通常の業務で日本語を使うことはほとんどありませんが、事前に仕事を探していた時に日本に留学していた経験や日本語の能力やそのほかの専門知識が、たった1カ月の間に4社の有名企業からの内定を得ることに役立ち、選択の幅を大きく広げてくれました。

人民網:その後、出張で日本に行きましたか?日本社会に変わったところはありましたか?

カク明:今のところ、日本出張に行く機会はありませんが、大学の同窓会には行くつもりでいますし、2020年には東京オリンピックを見に行きたいと思っています。その時には自分が苦労した場所の移り変わりを見てみたいですね。

人民網:当時の留学生活を振り返ってみて今はどうですか?

カク明:あの留学生活は私の人生を変える大きな役割を果たしました。中から得られた貴重な経験は私の人生に有益でしたし、きっと一生忘れられない思い出になるでしょう。

■留学はたやすい道ではない 気持を確かに保ち努力を怠らないこと

人民網:これから日本に留学しようと思っている学生たちに何かアドバイスを頂けますか?

カク明:経験者としては実際、日本に留学しようと考える学生に伝えたいことはたくさんあります。まずいいたいのは、留学は人生にとって大事件で、この道を選ぶということは、完全に自分の人生を変えることになるかもしれない。ただし、行先はけっして平坦な道ではなく、でこぼこした道かもしれない。だから、みなさんが選択するときには慎重にしなければいけません。そして決めたらやり続けなればいけない。そして、留学を選択したら、はっきりとした自分の目標を持つことです。常に自分で短期の目標や長期目標を設定して、そのための努力を怠らないことです。最後に、学生の皆さんが平常心を保って、留学生活で出会うすべてのことを積み重ねや学習として生かすことです。何と言っても留学で最も重要なのはやはり自分を鍛え、自分の人生の価値を実現することなのですから。(編集EW)

http://j.people.com.cn/94473/8441314.html



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[ 2013年10月30日 21:07 ] カテゴリ:中国 | TB(0) | CM(0)
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