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Samsungは新カテゴリの創出では後れを取っている」…技術革新の停滞を懸念する声!!

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韓国Samsung Electronicsのマーケティング費用が少なくともここ3年では初めて研究開発(R&D)費を上回ったことを受けて、一部の専門家からは、「より高機能な端末が市場に投入される中、Samsungは技術革新を犠牲にしているのでは」との懸念の声が上がっている。

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Samsungは4月5日、2013年第1四半期(1~3月期)の決算では過去最高益を更新しない見通しを明らかにした。同社は2011年以来、過去最高益の更新を続けていた。同社は今後も、最新スマートフォン「GALAXY S 4」など、モバイル端末の新製品のマーケティングに多額の費用を投じて、iPhoneやiPadからの切り替えを促し、最大のライバルである米Appleからユーザーを取り込みたい考えのようだ。

3月にニューヨークで大々的に発表されたGALAXY S 4は、ユーザーが画面を見ているかどうかを認識し、それに応じて動画の再生を一時停止したり再開したりするアイモーション技術のほか、端末に触れなくても画面上で手を振るだけで音楽や写真のページを切り替えられるといった新機能を搭載する。だが業界観測筋によれば、この端末には、技術革新が必須の市場を一変させるほどのインパクトはないようだ。

「Samsungは新たなカテゴリの創出という点で後れを取っている。Appleはタブレットで新たなカテゴリを生み出した。われわれはSamsungにもそうした革新を期待している」とシンガポールの市場調査会社Canalysのアナリスト、レイチェル・ラシュフォード氏は指摘する。

Samsungが2012年にマーケティングに投じた費用は、過去最高の13兆ウォン(116億ドル)を記録した。これはR&D費を13億ドルも上回る額だ。

同社はマーケティング費用とR&D費の今後の見通しは発表していない。一部のアナリストによれば、Appleが投入する新製品の次の波に対抗しなければならないため、Samsungは今年もR&Dよりマーケティングにより多くの費用を投じることになる見通しという。

スマートフォンメーカー各社が投入する最近の新製品は、画面サイズの大型化など、既存スペックの小規模な改良に留まっている。大手メーカーが最近リリースした端末はどれも、かつてのようなアッと驚く要素に欠けており、それが各社の株価を押し下げている、と指摘するアナリストもいる。

Appleの株価は2012年9月に700ドル以上に上昇して過去最高値を記録したが、それ以降は40%近く下落している。

Samsungの株価は2013年1月に記録的な高値を更新したが、その後、約3%下落している。アナリストによれば、長期的に見て製品ラインアップが不足していることも同社の株価上昇を抑える要因になっているという。

香港Stanford Bernsteinのシニアアナリスト、マーク・ニューマン氏は、「2014年の新製品の見通しはまだ不透明だが、GALAXY Note 3は恐らく2012年中にリリースされる」と語る。GALAXY Note 3は、サイズがスマートフォンよりもタブレットに近い「ファブレット」と呼ばれるジャンルに属する端末だ。

スマートフォンとタブレットの特徴を兼ね備えたGALAXY Noteのようなハイブリッド端末は、「視覚的なコンテンツをより大きな画面で楽しみたい」と考えるユーザーに支持され、2012年には予期せぬヒット商品となった。

Samsungは2013年1~3月期の営業利益について、前年同期比53%増の77億ドルになるとの見通しを発表した。ミッドクラスのスマートフォンと新興市場での堅調な販売がオフピークシーズンを乗り切るのに貢献したという。

これまで5四半期連続で過去最高益を更新してきたSamsungだが、その記録は今回で途切れることになる。Samsungは売上高で世界最大規模のIT企業だ。

Samsungの広報担当者は5日、「今後もR&D費を拡大していく。マーケティングについては、市況に応じて柔軟に実施していく方針だ」と語っている。

GALAXY Note 3は非常にクールな製品に

Appleは、2006年にはわずか7億1200万ドルだったR&D費を、2012年9月までの1年間に33億8000万ドルに拡大した。それでも、SamsungのR&D費と比べればはるかに少ない。

「SamsungはR&D投資を続けている。同社はスマートフォンの研究開発要員を2万人以下から2万5000人前後に増強した。同社には、恐らく今年下半期に市場を一変させるであろうエキサイティングな製品ラインアップが揃っているはずだ」とRBSのアナリスト、リー・ドフン氏は指摘する。

これは、かつて1970年代にソニーのテレビを分解し、ライバル製品をリバースエンジニアしていた企業からの大いなる脱却だ。

Samsungは積極的な設備投資により、スリムなデザインの超薄型テレビを成功させ、2006年、ついにソニーを抜いて世界のテレビ市場のトップに躍り出た。

現在は、Samsungの売上高の70%をモバイル端末事業が占めている。

「GALAXY Note 3は恐らく第4四半期にリリースされる。非常に革新的な製品となるだろう。曲がる液晶画面を搭載し、端末の大きさはそのままで画面のサイズだけが大きくなる」とRBSのリー氏は語っている。

「非常にクールな製品になるはずだ」(同氏)

(1ドル=1123.7500韓国ウォン換算)

(ロイター)




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[ 2013年04月10日 20:53 ] カテゴリ:韓国経済 | TB(0) | CM(0)
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