韓国経済News

韓国経済を中心に北朝鮮・中国・台湾・日本そしてアメリカの経済状況を掲載するサイトです。
   
韓国経済 韓国社会 韓国政治韓国芸能 日本経済 日本社会 日本政治
韓国経済News TOP  >  韓国社会 >  化学物質だらけの運動場で遊ぶ韓国の児童たち

化学物質だらけの運動場で遊ぶ韓国の児童たち

ウレタン舗装が施された学校のグラウンドのトラックで、基準値を超える鉛などの重金属が検出された。ソウル市では、先月30日までに検査を終えた143校のうち51校(36%)で、韓国産業標準(KS)基準値(1キログラム当たり90ミリグラム)を上回る鉛の成分が検出された。京畿道でも、先月26日までに検査を終えた236校のうち148校(63%)で、基準値を上回る鉛の成分が検出された。ソウル市と京畿道の教育庁(教育委員会に相当)は、該当するトラックの使用を直ちに中止するよう指示し、今年下半期中に全て真砂土に取り換える案を検討している。人工芝のグラウンドも同様の問題が発生し、基準値を上回る重金属が検出された173校で交換作業が進められている。

ウレタン舗装のトラックは、土ぼこりが発生せず、子どもたちが転倒してもけがをしにくい素材ということで、2000年代初めから使用する学校が増加した。導入された当初も、重金属による汚染を理由に反対する声は少なくなかったが、黙殺された。現在、ウレタン舗装を施した全国2800校に対し、安全性に関する調査が行われている。10年余り前、安全性について十分な検証を行わず、ウレタン舗装の導入を進めたツケが、今になって回ってきているのだ。

加湿器用殺菌剤や粒子状物質(PM2.5など)の問題を受け、デリケートになった親たちの不安感は高まらざるを得ない。10年以上にわたってウレタン舗装のトラックを走ったり跳んだりしてきた子どもたちの健康に、問題がないかどうかも調査する必要がある。鉛は脳に侵入しようとする化学物質を押し出す「血液脳関門」を通過し、乳幼児の知能を低下させたり、神経行動学的に異常な状態をもたらしたりすることが知られている。幸いにも、2010年代に入ってから整備された人工芝やウレタン舗装のトラックでは、有害物質はほとんど検出されていない。だがそれでも、子どもたちが走ったり跳んだりするグラウンドを、化学物質だらけの人工芝やウレタン舗装で覆うことが正しいことなのか、検討する必要がある。
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2016/06/01/2016060101325.html

スポンサードリンク


【管理人 補足記事&コメント】
近年日本でも、化学物質過敏症(CS)と言うのが増えてきた。化学物質過敏症とは、洗剤や衣類の防虫剤など、家庭内にあるごく一般的なものが原因になる。そして一度発症するとほとんど全ての化学物質に過敏症状を示すようになり、治癒は期待できない。アレルギー反応ではないので体質改善をしても治らない。発症する前に未然に防ぐしか手段はない。

中毒症状としては、のどの痛み、結膜炎、皮膚炎などの炎症・免疫反応、不眠やうつなどの精神症状、動悸などの循環器系や消化器系、末梢神経系、自律神経系まで、ほとんど全ての過敏症状が出てる。特定の化学物質に対して一度過敏症を発症すると、特定の化学物質でなく全ての化学物質が原因になる可能性があり、「多種化学物質過敏状態」という。

建物に使われている揮発性有機化合物などによるシックハウス症候群という疾患は過去に良く聞かれましたが、そのシックハウスが原因で化学物質過敏症を起こすことが最も多く、全体の60%近い。原因は自宅だけでなく、職場の環境にも影響される。原因が多すぎるため、対処できなければ転地療養ということになる。

時代の進歩とともに化学物質管理が増える一方で、自然環境が減少し、化学物質に対する体の反応は現代病となり、何とも困った問題ではあるが、単に運動場だけの話ではない。特に韓国は原発の放射線量漏れもあり、日本の原発事故以来、韓国のほうが放射線量は高いだろうし、PM2.5も都市部を中心に問題視されている。大半は火力発電やディーゼル車と騒いでいるが…。
化学物質管理が企業で進む一方で、人間の体は様々な物質への反応は過敏になりつつある。

一方で、日本は中国や韓国からの浮遊物で海は汚れ、ごみ問題で困りごとだが…。。




関連記事

[ 2016年06月01日 11:52 ] カテゴリ:韓国社会 | TB(0) | CM(0)
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
この記事のトラックバックURL

サイト内をキーワードや文書で検索
お問い合わせ

お問い合わせ
管理人 MON
連絡先 monma@asahinet.jp