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韓国の海外建設受注、今年上半期は12年以来最低

海外建設協会によると、今年上半期の韓国の建設各社による海外での工事受注は暫定集計で141億ドルとなり、前年同期(235億ドル)を約40%下回り、2012年以降で最低水準にとどまっている。原油安などで世界各国での工事発注が減少した影響が大きかった。

海外受注の不振は、これまで発注が多かった中東・アジア地域で受注が激減したためだ。受注額は中東が44億ドル、アジアが66億ドルで、それぞれ前年同期を44%、38%下回った。

一方で、受注額こそ小さいが、太平洋・北米は13億ドル、アフリカは5億ドルで、それぞれ302%、113%の伸びを示した。

海外建設協会のキム・ジョングク地域第2室長は「原油安の影響が続いた上、例年とは異なり、大規模プロジェクトもなかった。下半期はイラン、サウジアラビア、イラクなど中東、エクアドルなど中南米で大型プロジェクトを受注できる可能性が高く、状況は改善するのではないか」と述べた。
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2016/06/15/2016061500544.html

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【管理人 補足記事&コメント】
韓国企業がサウジアラビアで被った損失は確認されたものだけでも2013年で7000億ウォン(約740億円)台、2014年は7-9月期現在で1兆3000 億ウォン(約1380億円)台と推算されている。ほとんど全ての大手建設会社が損失を出している。SK建設はワシット・ガス・プラントの現場 で工期の遅れにより2000億ウォン(約210億円)台の損失を計上した。工事の総額は22億ドル(約2590億円)だったが、損失額が10%に迫っている。

ハンファ建設は2011年に受注したマラフィック発電プラントの現場とサウジアラビア最大の産業団地ヤンブの発電・淡水設備の工事などで4000億ウォン(約420億円)台の損失を被った。ハンファ建設の関係者は「試運転の段階で発注者が求める出力に届かず、工事費が かさんだ」と話す。 大林産業は、サウジアラビアの合成ゴム生産プラントとラビック2石油化学プラント、サダラ石油化学プラントの3カ所で発生した3100億ウォン(約330億円)台の追加コストを7-9月期に全て損失処理した。大林産業の関係者は「人件費などの原価が引き続き上昇する ことが予想され、赤字の予想される事業場は今後予想される損失まで前倒しして計上した」と話す。現代重工業とサムスン・エンジニアリングも損失のほとんどが発電やアルミニウムなどのプラント工事で発生した。

昨年上半期における韓国建設会社の海外建設受注額が大きく減少した。 韓国国土交通部は昨年上半期の韓国建設会社の海外建設受注額が254億7000万ドルを記録し、昨年上半期375億ドルに比べて32.1%減少したと明らかにした。全体受注実績のうち中東地域が占める比重も同期間66%から27%へと大きく減少した。地域別の受注現況を見ると、アジア地域が130億ドルで最も多く、中東70億ドル、中南米41億ドルでその後に続いたとした。

受注環境は悪化したものの、海外進出業者数は前年同期に比べ1社増えた182社、進出国家数は11カ国増えた87カ国であることが集計された。 国土交通部関係者は「2014年下半期から続いている国際原油価格の下落と中東地域の情勢不安、世界建設業界の全般的な競争激化などに伴うもの」としつつ「ただ、受注環境の悪化にもかかわらず、韓国企業の海外進出企業数と進出国家数は前年同期に比べ小幅増加した」と伝えた。

2011年以降、サウジで失敗し、さらに建設受注が減少し、朴槿恵はそれでも中東へ行けと言う。
海外受注よりは、自国を考慮すべきだが…、建設業は自国で対応が出来ずに海外で受注するわけで、そう美味しい話は無い。
その一方で、自国都市部を含めた老朽化はさらに深刻だが…。。。




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[ 2016年06月15日 10:19 ] カテゴリ:韓国経済 | TB(0) | CM(0)
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