サムスン新型スマホ「ギャラクシーノート7」、交換済み製品でも発火報告相次ぐ
サムスン電子の新型スマートフォン「ギャラクシーノート7」のバッテリー爆発騒動が、同製品のリコール(無償の回収・交換)実施後も依然として収束する気配を見せていない。米国の大手通信各社はリコールによって交換したギャラクシーノート7を、別のスマートフォンに再度交換する方針を表明した。米国・台湾・韓国では交換済みのギャラクシーノート7が爆発したとの主張が相次いでいる。
米国の4大通信会社、ベライゾン、AT&T、Tモバイル、スプリントは、ユーザーが新製品に交換したギャラクシーノート7を14-30日以内に再び持参した場合、別のメーカーのスマートフォンに再交換することを決めた。「CNNマネー」など外信各社が報じた。米国の移動通信各社が一斉に再交換の方針を示したのは異例のことだ。米国では5日(現地時間、以下同じ)、航空機内でギャラクシーノート7から煙が出て乗客が緊急避難するという事態が発生しており、この騒動が決定的な影響を与えたとの分析だ。
これについてサムスン電子は「(米国の通信各社が)ギャラクシーノート7について、これまで実施していない再交換の方針を新たに発表したわけではない」として「米国では消費者が望んだ場合、購入した製品を別のメーカーの製品にも交換するが、(米国通信各社の今回の発表は)この方針を再確認したもの」と説明した。だが米バライゾンの関係者は米国メディアとのインタビューで「交換したギャラクシーノート7の安全性が心配なユーザーは、別のスマートフォンに交換することができる」と説明した。
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こうした中、リコールによって交換となった製品でも爆発が起きたとの報道が各地で相次いでいる。米国ミネソタ州では7日、13歳の生徒が持っていたギャラクシーノート7から煙と火が出て、生徒が指にやけどを負ったと報じられた。8日には台湾に住む20歳の女性が交換済みのギャラクシーノート7を持って散歩をしていたところ、同製品が爆発したと現地メディアなどが報じた。二人はそれぞれメディアとのインタビューで「発火したギャラクシーノート7は交換済みのもの」と話している。韓国国内でも8日、仁川・松島新都市にあるハンバーガー店で、店員が煙の出ているギャラクシーノート7をキッチン用のミトンでつかむ動画や、大田市内の野球場で床に落ちたギャラクシーノートから煙が出ている動画などがインターネット上で拡散している。リコール対応済みの製品から発火したのかどうかは確認されていない。
サムスン電子の関係者は「現在、韓国と米国・台湾などで火災事故に遭ったという被害者たちとの接触を試みているが、リコール対応済みの製品なのかはまだ確認できていない」と説明した。
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2016/10/10/2016101000864.html
【管理人コメント】
今日は現代自のリコール隠しとサムスンのスマホ破裂記事だけですね~。
経済記事がこれでは困るのですが…。。。
さて、2004年の三菱自動車のリコール隠しや2010年のトヨタの品質問題などを教訓に、日本メーカーが従来ならリコールをしなかった問題でもリコールで対処するようになったことで件数が増加している側面もある。としたうえで、トヨタの場合を含め、日本の大手企業が事業部化し、社長直下組織である品質保証部門を事業部に分散させたことで、積み重ねた品質保証部門という位置ツケが不明確になった時期があった。ISO取得と重なり、大混乱であったが、その後、トヨタも見直しを図り、品質保証部門の人員増加に伴い、まだもたついている部分があるのではないか…。組織というのは、一度崩れると安定した組織になるまで10年はかかる。そろそろ安定域に入る時期となる。
品質保証部門のノウハウと蓄積されたものだけに、企業の独自技術が多いのだが、特には顧客が実施するであろうアブノーマルな部分における試験に優れている。従って製造や設計などと、常に揉めることが多いわけだが、企業の警察であるから、本来のあるべき品質保証体系は守ってほしいものである。
米国の4大通信会社、ベライゾン、AT&T、Tモバイル、スプリントは、ユーザーが新製品に交換したギャラクシーノート7を14-30日以内に再び持参した場合、別のメーカーのスマートフォンに再交換することを決めた。「CNNマネー」など外信各社が報じた。米国の移動通信各社が一斉に再交換の方針を示したのは異例のことだ。米国では5日(現地時間、以下同じ)、航空機内でギャラクシーノート7から煙が出て乗客が緊急避難するという事態が発生しており、この騒動が決定的な影響を与えたとの分析だ。
これについてサムスン電子は「(米国の通信各社が)ギャラクシーノート7について、これまで実施していない再交換の方針を新たに発表したわけではない」として「米国では消費者が望んだ場合、購入した製品を別のメーカーの製品にも交換するが、(米国通信各社の今回の発表は)この方針を再確認したもの」と説明した。だが米バライゾンの関係者は米国メディアとのインタビューで「交換したギャラクシーノート7の安全性が心配なユーザーは、別のスマートフォンに交換することができる」と説明した。
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こうした中、リコールによって交換となった製品でも爆発が起きたとの報道が各地で相次いでいる。米国ミネソタ州では7日、13歳の生徒が持っていたギャラクシーノート7から煙と火が出て、生徒が指にやけどを負ったと報じられた。8日には台湾に住む20歳の女性が交換済みのギャラクシーノート7を持って散歩をしていたところ、同製品が爆発したと現地メディアなどが報じた。二人はそれぞれメディアとのインタビューで「発火したギャラクシーノート7は交換済みのもの」と話している。韓国国内でも8日、仁川・松島新都市にあるハンバーガー店で、店員が煙の出ているギャラクシーノート7をキッチン用のミトンでつかむ動画や、大田市内の野球場で床に落ちたギャラクシーノートから煙が出ている動画などがインターネット上で拡散している。リコール対応済みの製品から発火したのかどうかは確認されていない。
サムスン電子の関係者は「現在、韓国と米国・台湾などで火災事故に遭ったという被害者たちとの接触を試みているが、リコール対応済みの製品なのかはまだ確認できていない」と説明した。
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2016/10/10/2016101000864.html
【管理人コメント】
今日は現代自のリコール隠しとサムスンのスマホ破裂記事だけですね~。
経済記事がこれでは困るのですが…。。。
さて、2004年の三菱自動車のリコール隠しや2010年のトヨタの品質問題などを教訓に、日本メーカーが従来ならリコールをしなかった問題でもリコールで対処するようになったことで件数が増加している側面もある。としたうえで、トヨタの場合を含め、日本の大手企業が事業部化し、社長直下組織である品質保証部門を事業部に分散させたことで、積み重ねた品質保証部門という位置ツケが不明確になった時期があった。ISO取得と重なり、大混乱であったが、その後、トヨタも見直しを図り、品質保証部門の人員増加に伴い、まだもたついている部分があるのではないか…。組織というのは、一度崩れると安定した組織になるまで10年はかかる。そろそろ安定域に入る時期となる。
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