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サムスン、現代自の大幅減益で韓国の製造業はボロボロ

韓国経済を牽引(けんいん)してきた製造業がボロボロだ。電子、自動車など売上高上位30社の今年1~9月期の業績は半数が前年同期に比べ減収となり、3分の1超が営業減益となった。

特に「ビッグ2」と呼ばれる韓国の看板企業、サムスン電子と現代自動車は新型スマートフォンの欠陥問題やストライキなどが響き、今年7~9月期の営業利益が前年同期比約30%も減少した。折から韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領の親友、崔順実(チェ・スンシル)容疑者の国政介入疑惑による政治の混乱も重なり、韓国内では「経済は危機水準」と悲観論が広がっている。

朝鮮日報によると、朴大統領は10月22日の大統領府首席秘書官会議で、韓国経済について「これまで大変なヤマ場をうまく乗り越えてきた」と強気の見方を示した。だが、韓国の経済副首相に内定した任鍾竜(イム・ジョンリョン)金融委員長は11月7日、緊急金融市場点検会議で「韓国の経済と金融市場が薄氷を踏むような困難な状況に直面している」と危機感を隠せなかった。

企業情報分析業者の財閥ドットコムが韓国の売上高上位30社の今年1~9月期の業績を分析したところ、15社が前年同期から減収、13社が営業減益になったという。売上高では、石油・化学大手SKイノベーション(22%減)、半導体大手SKハイニックス(18%減)、鉄鋼大手ポスコ(14%減)、液晶パネル大手LGディスプレー(11%減)などで10%以上の落ち込みを記録。30社全体でも6.4%減の644兆ウォン(約59兆円)と不振が目立った。

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聯合ニュースなどによると、サムスン電子の今年7~9月期連結決算は欠陥が判明したスマホ「ギャラクシーノート7」の生産・販売停止が響き、本業のもうけを示す営業利益が前年同期比29.7%減の5兆2000億ウォン(約4800億円)となった。2014年7~9月期(4兆600億ウォン)以来、8四半期ぶりの低水準だ。スマホ事業を担うITモバイル部門の営業利益は96%減の約1000億ウォンにとどまった。

売上高も7.5%減の47兆8200億ウォンで、6四半期ぶりの低水準だった。現代自動車の7~9月期連結決算も営業利益が29%減の1兆681億ウォンで、国際会計基準(IFRS)の適用が義務化された10年以降、四半期ベースで最も低い水準になった。売上高は5.7%減の22兆837億ウォンだった。 現代のチェ・ビョンチョル財経本部長(副社長)は「新興市場の通貨安と需要の伸び悩みに加え、国内工場の度重なるストライキの影響で生産が減少し、固定費の割合が拡大した」と業績悪化の理由を説明した。

中央日報によると、2010年に年間15%を超えていた韓国企業の売上高の増加率は昨年0.3%に急低下した。今年はマイナスに転落する可能性も否定できない。問題はこれまで韓国の経済成長の立役者だった大企業と製造業の失速がより鮮明となっていることだ。大企業の売上高増加率は10年が16.4%だったが、昨年はマイナス4.7%と大きく落ち込んだ。製造業も昨年はマイナス3%で、10年に18.5%もの売上高増加率を記録し、全盛を謳歌(おうか)した姿は見る影もない。
(略)
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/161114/mcb1611140650003-n1.htm

【管理人コメント】
製造技術のみならず、開発自体が限界であるから、二番手技術の限界点という事である。同じ産業に誇示すれば限界点に到達するわけで、その後のアイデアで事業を維持する企業もあれば、別事業との連携や、違う産業に移行する企業もある。対応はそれぞれだが、韓国財閥企業の場合、同じ産業から離脱は不可能である。そのための技術力がない。別事業の企業をそのまま買収するしかない。従って現状の低迷が技術力の限界点ならば、シェアを数で獲得するという手法では無理がある。そもそもが売れないのが原因であるから、他企業がどんどん参入し、利益どころではなくなるだろう。

企業は転換期というのが必ずあるわけで、例えばカメラ産業などは、フィルムカメラ時代が終わりを告げるときに、フィルムカメラメーカーがデジタルカメラへ移行するのは容易ではなかった。なぜなら主力は電機メーカーとなるからだが、とはいえレンズ性能という技術を維持しつつ、デジカメ時代を迎え、それはそのままスマホにも応用されている。様々な形に変化すれど、主力技術は生かされている。韓国企業は半導体にしても、自動車産業にしても、土台は日本であるから、そこから離脱できないのが弱点といえる。新たな事業の取り組みをして来なかったツケであるから、この低迷を乗り切れるのかは、ごく限定的な企業のみとなるのでは…。。。




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[ 2016年11月16日 14:33 ] カテゴリ:韓国経済 | TB(0) | CM(3)
ぼろぼろの内訳
サムスンはぼろぼろというよりお先真っ暗ですね。S8ギャラクシーは音声認識機能を追加するらしいが、韓国語って使ってると擬声語が多い。ちるちる、じるじる、チョルチョル、くわいくわい、とか、あと同音異義語も多いので、ああ、あれねっつて感じで推測するしかない。だから音声認識はあわないんじゃないか?使ってて苦労するからね。まあ、簡単な言語であるので、限られた場面なら音声認識は合うには合うが。。。あと、NANDフラッシュメモリー。サムスンのはアナあけピン入れ方式だから製造工程が東芝製より多いから歩留まり行程が多い。さらに、これは超えるに超えられない技術的課題だが、サムスンは1セル2バイトの記憶容量。東芝は1セル3バイトの記憶容量。これって今までの製造過程、行程を破棄する、つまりどこかに売っぱらい、東芝から製造工程、設計を買うしか対抗策はない。それから、日米で新たなメモリーである、SRAM、MRAMが開発されているから、これは私の予想なので、当たるとは限らないが、NANDフラッシュやメモリー部門を売却するんじゃないだろうか?スマホは逆に、ハーマンをばいしゅうしたから、ソニーを真似てハイレゾとかに対抗しそう。。。
[ 2016/11/16 17:11 ] [ 編集 ]
ZAKZAK「ざまぁみろ」
フラッシュメモリ市場では、2016年に東芝Sandisk連合がサムスンを
抜いたらしですが、2017年に抜き返されるようです。
このシェア競争は、成長期に収益を取るというサムスンの成長パターンを
崩すでしょう。しかし、東芝が生き残れるかも問題。

それ以外の韓国産業は世界経済の調整過程でどんどん売上を落とす。
みなコモディティの激戦市場だから、コストダウンに失敗すると
売上減少=減益ですから企業体力を消耗する。
といっても、固まった産業構造だからコストダウンは賃金引下げしか
ないでしょう。

記事は前に韓国でやられた産経だから、遠慮なく冷淡に、
「ざまぁ・・・」と突き放しますね。
[ 2016/11/16 23:38 ] [ 編集 ]
韓国経済が危機的状況にあることは事実。
韓国企業と直接取引がある会社の担当者と話していても、深刻な状態だと口を揃えて言っている。
しかし、不思議なことに韓国総合の株価は悪くない。
長期的なチャートを見ると、世界経済や韓国経済がどうであれ、チャートは絶対に1800〜2100の間を行ったり来たりしている。
間違いなく国を挙げて、株価操作してるわ。
[ 2016/11/17 05:50 ] [ 編集 ]
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