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中国、世界1等商品保有数1762個で“独走加速”

中国が“世界市場1等商品”最多保有国の地位を10年連続で維持し、他国との格差を急速に拡げている。韓国は順位が停滞しているうえに、逆転を許す可能性がある品目が多い。

韓国貿易協会国際貿易研究院が12日に出した「世界輸出市場1位品目に見る韓国の輸出競争力現況」資料によれば、2015年は5579個ある輸出品目のうち中国が世界市場占有率で1位を占める品目は、前年に対して128個増加した1762個だった。中国は2005年に958個で初めてドイツ(815個)を抜き1位品目最多保有国になったが、その後10年間連続でトップを維持している。ドイツ(638個)、米国(607個)、イタリア(201個)、日本(175個)が2~5位を記録した。2013年からの2年間で中国の1等商品が193個増加する間に2位のドイツは100個減った。

韓国は“1等商品”が68個で、前年より1個増加し、14位を維持した。韓国の1位品目数は2013年68個、2014年67個でほとんど変化がなく、順位も3年連続で停滞状態だ。韓国は2005年には59個(17位)を記録して、10年間で多少は上昇したが、中国に比べて成長速度が大幅に遅い。 韓国の1位品目は、化学製品(22個)、鉄鋼(12個)、繊維製品(9個)、非電子機械(7個)が主なものだ。特にメモリー半導体、自動車部品、タンカーなど26品目は、2011年から5年連続で占有率1位を記録した。写真フィルムなど18品目は2015年に新たに1位に上がったが、蓄電池、プロピレンなどこれまで1位だった17品目は1位の座を明け渡した。

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韓国が1位を占めた品目は、中国、米国、ドイツ、日本など上位4カ国と主に競争中だ。特に韓国の占有率1位68品目のうち、中国が17品目で2位を記録した。米国(9個)とは化学製品で、日本(6個)やドイツ(8個)とは化学・鉄鋼製品で競争中だ。これら4カ国が2位を占めた40品目中、16品目で占有率の格差が5%未満であり競争が激しい。韓国貿易協会の2005年「世界輸出占有率1位品目と変動要因調査」報告書によれば、貿易協会は当時も韓国の占有率1位59品目のうち11品目が中国と競合中である点に言及して「中国との競争が激しい」と分析した。

最近10年間の輸出市場の変化も伺えた。10年前と比較すると、2005年の1位品目数が多い上位15位以内の国のうち、台湾とインドネシアが2015年に抜けて韓国とマレーシアが進入した。2005年に11位(107個)だったインドが2015年には134個で7位に急上昇した。韓国は2005年に繊維糸・織物品目17個で1位だったが、2015年には9個に減った。中国など新興国に1位を渡したと分析される。2005年には船舶品目3個で1位だったが、2015年には無くなった。 キム・ゴンウ研究員は報告書で「停滞局面に進入した1等商品を拡大するために輸出商品を差別化し高付加価値化するための革新が要求される」と明らかにした。
http://japan.hani.co.kr/arti/economy/26499.html

【管理人 補足記事&コメント】
韓国貿易協会国際貿易研究院が14日発表した報告書「世界の輸出市場1位品目で見た韓国輸出競争力」によると、14年の韓国の輸出品の中で、64品目がシェア1位を獲得した。化学製品類5品目、鉄鋼類4品目など17品目が新たに輸出品シェア1位となったが、鉄鋼4品目、繊維類4品目など18品目が1位の座から転落した。メモリー半導体など47品目は前年に引き続き1位を維持している。上位圏は、1位中国、2位ドイツ、3位米国、4位イタリア、5位日本、6位インドとなる。

しかしメモリー半導体で47品目では、半導体産業で見れば、大半はDRAMやフラッシュメモリーに依存し、企業ではサムスン依存であるから、その産業が中国に食われれば、韓国で有利性がある産業が消える。ウォン安を背景に低価格と大量生産でシェアを獲得してきたサムスンである。低価格と大量生産を失えば産業自体が崩れかねない。日本では大量生産というよりは少数多品種に変わったのが20年以上前である。多品種は産業となり、少数は事業提携等で増えつつあると同時に企業も大きくなりつつある。

数年前までは大企業サムスンを称える本まで多数発売され、日本企業とよく比較されたものだが、今では大企業という看板は特別ではなくなった。現状の中国は半導体輸入で大きく赤字となっている。世界市場であるから輸入し、製造し輸出すると考えれば世界市場の中国である。がしかし経済大低迷中である。韓国経済はサムスン・SKハイニックスと現代自で見れば、自動車産業と半導体産業だけである。自動車産業はすでに世界企業から遅れはじめ、半導体産業は中国が製造を拡大しつつある。




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[ 2017年02月13日 09:22 ] カテゴリ:韓国経済 | TB(0) | CM(0)
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