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トヨタの15年世界販売計画は1%減、新興国鈍化や国内低迷で

トヨタ自動車は21日、2015年のグループ世界販売(ダイハツ工業と日野自動車について、前年比1%減の1015万台の計画と発表した。北米では需要拡大が見込まれるものの、一部の新興国や増税のある国内で販売が落ち込むとみて、11年以来4年ぶりに前年を下回る見通しを打ち出した。

トヨタは品質や収益の向上を優先した生産開発体制の見直しを進めており、台数だけを追う規模拡大には慎重な姿勢を取り続けている。それでも14年のトヨタグループ世界販売は前の年より3%増の1023万台と暦年ベースで初めて1000万台を超え、3年連続トップを維持した。

一方、トヨタ超えを狙う独フォルクスワーゲン(VW)は中国など新興国を中心に積極的に販売攻勢に動いており、これまでも業界ではトヨタを抜くのは時間の問題とみられてきたが、今年は「VW初の首位」が現実になる可能性が一段と高まってきた。VWの14年のグループ世界販売(トラックなど商用車含む)は4.2%増の1014万台だった。中国などで販売台数が伸び、トヨタと同じく初めて年間1000万台を超えた。18年に1000万台を上回るとしていた計画も4年前倒しで達成した。VWは15年の世界販売計画を公表していないが、13年に約25万台だったトヨタとVWの差は、14年には約9万台にまで縮まっている。

<15年は増税でダイハツも不振>

15年のトヨタグループ世界販売計画1015万台のうち、海外は同2%増の806万台を見込むが、国内は同9%減の210万台を計画する。国内では消費増税や軽自動車税の引き上げが響き、需要が落ち込む。トヨタ単体での世界販売は0.4%増の918万台を計画。このうち、海外は2%増の773万台を想定するが、国内では7%減の145万台と予想。軽自動車を手掛けるダイハツの国内販売も15%減の60万台と大幅な減少を計画する。

<トヨタ単体、15年国内生産計画は313万台>

15年のトヨタグループ世界生産は1%減の1021万台を計画する。このうち、国内が6%減の397万台、海外は3%増の624万台を見込む。トヨタ単体では、世界生産は0.1%増の901万台で、海外では3%増の588万台を見込む。国内は4%減の313万台と前年を下回るが、国内での生産規模の最低ラインとしている300万台以上は維持する。

http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPKBN0KU0A720150121?sp=true

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【管理人コメント】

「トヨタ自動車」は、グループ全体の世界の販売台数が去年、3年連続で世界トップとなったが、新興国市場の成長鈍化や国内市場の低迷などから、今年1年間の販売目標は去年の実績を下回る1015万台とすることを発表した。

前年割れを見込んでいる理由として、トヨタは、中国や東南アジアなど新興国市場の成長が鈍化していることや、国内についても消費増税の影響がしばらく続くとして去年より9%減少すると予想している。

これに対して、フォルクスワーゲンは、今年から中国で新たに建設した工場を本格的に稼働させるなど攻勢を強めている。従って、今年もトヨタが世界トップの座を維持できるかどうかは難しい。

自動車産業は、中国市場のシェア獲得によるのだろうと考えるが、中国市場でトヨタはあまり関与していない。
この戦術は、中国へ振られるようだと、そのたび事に対応するのが大変であることなどから、他の新興国市場への強化を図っている。中国が自動車産業における環境汚染対策で、日本への協力が不可欠になれば、トヨタが中国市場でも有利になる可能性はあるが、日産の方が中国市場ではシェアをのばしている。というか中国市場次第なのが日産とも言える。電気自動車などでの協力は日産となる可能性お有る。

一方現代自も中国で2工場、60万台規模で増加させる。今年から現代自も攻勢をかけのだろう。
自動車産業は世界経済鈍化の中で、原油価格の下落で、新車販売は増加の可能性があるだけに熾烈な競争となるだろう。

日本はタカタのエアーバッククレーム問題を背負っており、非常に気になる部分である…。




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[ 2015年01月22日 10:22 ] カテゴリ:日本経済 | TB(0) | CM(0)
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