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OECD自殺率ワーストの不名誉

経済協力開発機構(OECD)が発表する「健康統計2015」で、韓国の2013年の人口10万人当たり自殺死亡率は29.1人と、加盟国平均(12.0人)の2倍を超えた。資料が更新されておらず、韓国の場合2012年度の統計が反映されたが、今年もOECD加盟国の中で自殺率ワーストになった。韓国は2000年以来、自殺率ランキングでハンガリーと1、2を争っていたが、今回はハンガリー(19.4人)も抜いた。

◆自殺率をけん引するのは、高齢者の自殺だ。自殺は青少年の死亡原因で最も多いが、韓国の青少年自殺率がOECD1位ではない。その代り、高齢者の自殺率は10万人当たり81.9人(2012年)と、世界ワーストになっている。高齢者の自殺の背景には、貧困・疾病・孤独という三重苦がある。今の高齢者たちは大家族制度の下で成長し、核家族時代に人生の黄昏期を迎えた。家族のために生きてきたが、老後に備えることができず貧困であり、家族の解体で子どものケアも受けられない世代だ。昨年7月、高齢者基礎年金制度が施行されただけに、福祉制度が高齢者自殺率の低下につながるかどうか関心が集まっている。

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◆自殺率2位のハンガリーは、高い失業率と拡大一辺倒の貧富格差で韓国に似ている。共産主義から資本主義への体制転換期の社会的混乱に適応できなかった人々が、自殺を選択しているとされる。自殺率ランキングでは日本が3位、スロベニアが4位となった。東アジアと体制転換期の国で、国民が深刻なストレスを受けていることがわかる。一方、福祉体制がよく整っている北欧より、ギリシャとトルコの自殺率が極めて低いことは、自殺が国民性とも無関係ではないことを示している。

◆高い自殺率は、今の人生に満足できていないことを裏付け、低い出生率は未来の人生に不安を感じていることを示している。先祖たちは「いくら厳しい環境でも、死ぬより生きる方がマシだ」という楽天主義の人生を生きた。経済は発展したが、「むしろ死んだ方がいい」と思う人が増えているのは、韓国社会がある面で健康でない方向に変わってきたことを意味する。競争によるストレスと、落ちこぼれを許さない社会的な雰囲気にも原因があるだろう。

東亜日報 鄭星姫(チョン・ソンヒ)論説議員
http://japanese.donga.com/srv/service.php3?biid=2015083189138

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【管理人コメント】
脱北者が北朝鮮に戻りたいというくらいであるから、よほど人権問題で崩れているのだろう。
私が1995~1996年に現代電子を指導した時には、主任から幹部連中とその上の連中の号令1つで首になる体質を感じたが、当時はそんなものだろうというくらいで何も気にはしなかったが、今思えば友人も現代の部長席をけって退職した。私はアメリカ企業を紹介したが、結局友人はカナダに亡命した。理由を聞いても話してはくれなかった。この仕事をするようになり、人の差別は精神面の問題であるから、人間を勉学だけで判断する上下関係はだめですね。日本にも言える事です。

重要なのは人ぞれぞれの個性をどのように生かし延ばすかにある。しかし私の時代以降は、同じ人間を作ろうとする社会構造が確かにあった。今も同じだろうか…。それは人それぞれの個性を見失う事になるだけではなく、不平不満をも抑えてしまうわけで、まして業績だけで意見を聞こうともしないのでは、問題である。人間の個性は、その人の大きな付加価値である。それを生かすも殺すも指導者次第という事ですから、日本を含め、学校教育そして企業にどのように連携させるのかを国とともに考え変えてゆかないと駄目なのだろうと考えます。

是非、人それぞれ十人十色であり、それを生かし、様々な発想力を引き出し、企業の付加価値につなげてほしいと思います。
企業の成長戦略は、上記につながるわけですから、提案制度を重要視し、気が付かない事に気が付いた人への感謝の気持ちを忘れない管理者はもっと重要である。日本とてちょっと間違えれば韓国の様になりかねない。是非、安倍政権下で日本も見直していただきたいと思います。同時にわれわれ大人たちも気を配る必要があるのだろうと考えます。厳しいだけでは、苦しいだけでしかない。教育は時間はかかるが、一度教育できてしまえば、それはさらに良くなり継承される。

そういう日本社会になってほしいものです。いつの日か韓国もそういう社会を目指す日が来るのではないでしょうか…。




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[ 2015年08月31日 08:57 ] カテゴリ:韓国社会 | TB(0) | CM(0)
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