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英EU離脱で、造船・海運「お先真っ暗」、現代自「トヨタ・ホンダより有利」

当初の予想を覆して24日に「英国の欧州連合(EU)離脱決定」というニュースが伝わると、韓国企業は終日、今後の影響予想や対策作りに奔走した。ほとんどの企業の社員たちは「世界経済に巨大な不確実性が生じた。このため、今後は産業全般にわたり深刻な波紋が予想される」と口をそろえた。

サムスンやSKなど大企業のうち相当数が「英国はEU残留を選択する」と予想していたが、これが覆されると、大慌てで分析レポートの作り直し作業に入った。これら企業は、今回の「英国EU離脱決定」がEU全体に広がれば、その影響は収拾がつかないほど多大になるのではと懸念している。産業通商資源部(省に相当)も同日午後、中小企業庁・大韓貿易投資振興公社(KOTRA)・産業研究院などと緊急会議を開催、当面は産業政策・エネルギー資源・貿易投資など4チームからなる「実体経済状況点検班」を作り、今後の動向を見守って対応戦略を立てていくことにした。英国にはサムスン電子ヨーロッパ本部をはじめ、ロッテ・ケミカルや斗山重工業工場など韓国企業約100社が進出している。

財界関係者は「長期停滞中の世界経済は、欧米を中心にわずかながら回復の兆しを見せていたが、これで今年の実績目標やマーケティング戦略を新たに立て直さなければならない状況になった」と語った。

■非常・緊急対策会議…緊張走る産業界
業種別では、厳しい企業構造調整の真っただ中にある造船・海運業界の懸念が大きかった。「英国のEU離脱決定」が象徴する保護貿易主義が全世界に広まれば、自ずと国家間の貿易量や海運物流量が減少するためだ。

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韓国船主協会のチョ・ボンギ常務は「やっと構造調整の峠を越えたと思っていたら、今回の事態でお先真っ暗になった」と語った。海運業の萎縮は造船業界にも影響する。物流量が減れば海運会社が船舶発注を減らすからだ。主な海運・船主会社が英国・フランス・デンマークなどヨーロッパに拠点を置いているのも悩みの種だ。

電子業界は長年にわたる欧州経済危機の影響で、同地域の売上が徐々に下がっていたが、そこに今回の英国EU離脱決定が追い打ちをかけることになると見られている。鉄鋼や石油・化学業界も為替レートの変動に伴う原材料輸入価格の上昇を懸念している。自動車も昨年の新車登録台数が1371万台に達したEU市場の攻略を強化していたが、これで見通しが暗くなった。現代・起亜自動車では昨年、全売上台数802万台のうち、欧州の売上台数が10.6%に当たる85万台だった。現代自関係者は「トヨタ・ホンダなど英国に生産拠点を置く日本車メーカーは、今後EU諸国に輸出するのに関税を支払わなければならないため、相対的に見れば(現代自の方が)有利な面もある。ただ、欧州全体の景気が落ち込み、輸出が縮小するのではという懸念もある」と語った。

KOTRAのロンドン貿易館が英国に進出している韓国企業31社を対象に緊急アンケート調査を実施したところ、「英国のEU離脱決定で英国向け輸出が減るだろう」(71%)、「英国は規制や非関税障壁を強化するだろう」(53%)などの回答が圧倒的に多かった。韓国貿易協会のチャン・サンシク通商研究室長は「米国・中国・台湾などと比べ、韓・EU自由貿易協定(FTA)に基づく無関税の恩恵があった自動車・航空燃料・自動車部品・航空機部品などは悪影響をあるだろう」と予想した。
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2016/06/25/2016062500425.html

【管理人コメント】
昨年の英国向け輸出は74億ドル(約7562億円)で、全輸出の1.4%に過ぎない。しかし、英国のEU離脱決定でヨーロッパの経済が揺れ、輸出の30%前後が直接影響圏に入れるようになり、これに加えて欧州向け輸出割合の高い中国経済まで影響を受ければ、17カ月連続のマイナス成長に陥っている輸出経済が致命的な打撃を受ける可能性もあるというが、韓国経済は身動き取れないだろう。

また記事題名では現代自はトヨタより有利と言うが…。。。
夢でも見ているのではないか…。。。




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[ 2016年06月25日 11:25 ] カテゴリ:韓国経済 | TB(0) | CM(0)
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