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インド最長の橋、受注目指し韓日再激突

インド最長の橋となる海上橋「ムンバイ港湾横断道路」の受注を目指し、韓国、中国、日本、米国などから計17社が現地企業とコンソーシアムを組み、名乗りを上げた。最近トルコの大型つり橋をめぐり受注戦を展開した韓日の企業が再び激突する。

■韓中日に米・タイも参入
ムンバイ港湾横断道路は、半島部に位置するムンバイ南部のセウリ(Sewri)と湾を挟んで向かい合うナバシェバ(Nhava Sheva)を結ぶ全長22キロメートルの橋で、ムンバイ都市圏開発庁(MMRDA)が発注する国策事業。総工費は1780億ルピー(約3030億円)で、優先交渉対象者が今年6月にも決まる予定で、完成は2021年が目標だ。 工区は3つに分かれるが、重要なのは湾を横断する第1、2工区(合計18.2キロメートル)だ。建設費の83%が両工区に投じられる。残る第3工区は陸地の連絡道路区間で難度が低いため、工事費用も安い。

世界各国の建設会社が参入を目指すのはその第1、2工区だ。現地報道によると、入札に参加したコンソーシアムは7つで、韓国からは大宇建設、SK建設がそれぞれ応札した。大宇建設はインド最大のコングロマリット、タタ・グループ、日本の鉄鋼大手JFEスチールとコンソーシアムを結成した。大宇建設は「海外でつり橋、斜張橋を建設した経験がある大宇建設とインド最大の企業によるコンソーシアムであり有利だ」と自信をのぞかせた。SK建設はインドのHCCと提携した。SK建設関係者は「最近世界最長のつり橋を受注したことに加え、HCCにはムンバイで多様な事業を行った経験があることが強みだ」と説明した。

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日本と米中の大企業も参入する。日本のIHIは今年初め、トルコ最長のつり橋「チャナッカレ海峡大橋」の受注戦で敗れただけに雪辱を果たす覚悟だ。トルコで勝利したSK建設と改めて対決する。IHIはインドの建設会社L&Tとコンソーシアムを組んだ。今回の事業に借款を提供するのが日本の国際協力機構(JICA)だけに、日本企業中心のコンソーシアムが有利だとの見方もある。建設業界関係者は「複雑な技術を必要としない一般的な鋼橋なので、技術力よりも提示価格、参加企業の国籍などが影響を与える可能性もある」と指摘した。 入札に参加した建設会社関係者は「大規模な海外事業という点もメリットだが、今回受注に成功すれば、最近拡大しているインドのインフラ整備事業に進出しやすくなると期待している」と語った。
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2017/04/07/2017040701674.html

【管理人 補足記事&コメント】
インドでは近年急速な都市化が進む一方で、公共交通インフラの整備が十分進んでいないことから、大都市圏では交通渋滞が深刻な問題となっており、これに伴う深刻な経済損失が経済開発の発展に大きな障害となっている。道路セクターが輸送シェアの約57%を担うインドでは、第 12 次 5 か年計画となる2012 年 4 月~2017 年 3 月において、道路等の包括的なインフラ整備が経済成長にとって重要としており、同セクターの開発に重点が置かれている。本事業の対象地域であるムンバイ都市圏では、2011 年時点で 1,841 万人の人口を有しており、インドで最大規模の都市圏となっている。その中心であるムンバイの人口密度は20,694人/km²であり、世界でもトップクラスの人口過密都市である。

急速な都市化に伴い自動車登録台数が2000 年の 103 万台から 2011 年には 177 万台に急増しており、交通渋滞が深刻化し
ている一方で、ムンバイから対岸ナビムンバイへのアクセスが、道路及び鉄道各一本に限定され、交通のボトルネックとなっている。ムンバイ都市圏の広域的な経済発展にとって、ムンバイは半島の先端に位置するため開発余地が少ないが、マハラシュトラ州政府は、ムンバイ都市圏の更なる発展のため、ナビムンバイ経済特区やナビムンバイ新空港等の計画を推し進めており、世界銀行が、ムンバイ都市交通事業(道路及び郊外鉄道の整備)を実施し、アジア開発銀行は、マハラシュトラ州とグジャラート州に跨る国道の改善事業を実施している。

そんな中で、インド最長の橋となる海上橋「ムンバイ港湾横断道路」の受注を目指しているが、受注しても世界銀行にゆだねる部分が大きいのではないか…。




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[ 2017年04月09日 10:17 ] カテゴリ:韓国経済 | TB(0) | CM(0)
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