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2兆4000億円の勝負に出たSKハイニックス連合、東芝メモリ買収に成功

「二度とないチャンス」。グローバル半導体業界では東芝メモリが売りに出されたことをこのように表現する。NAND型フラッシュメモリー半導体を初めて開発して基礎技術を保有する会社、世界NAND市場シェア16.1%で2位のこの会社を買収する企業は、「スーパーサイクル」に入った半導体分野で飛躍することができるからだ。

このチャンスを韓国企業SKハイニックスが含まれた「韓日米連合」がつかんだ。共同通信によると、東芝は20日に開いた取締役会で韓日米連合と売却契約をすることにした。買収総額は約2兆4000億円という。最初に提示した2兆円に研究開発費支援金4000億円が追加された金額だ。

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今回の売却が世界の注目を集めたのは、東芝が強いNAND型フラッシュメモリー分野の成長が著しいからだ。スマートフォンの容量が増え、ハードディスクがソリッドステートドライブ(SSD)に急速に入れ替わり、NAND型フラッシュメモリーは飛ぶように売れている。ソン・ヨンホ漢陽大融合電子工学部教授は「最近のNAND需要増加をみると、主要製造企業が『NANDを確保できず製品を作れなくなるのでは』と不安を感じるほど」と説明した。

東芝メモリを買収することでSKハイニックスは弱点だったNAND分野で一気にサムスン電子に次ぐ「ビッグ2」に規模を拡大することになった。ソン教授は「東芝買収でSKハイニックスはNANDの基礎技術も確保することになり、特許紛争を容易に避けることができるだろう」と話した。
http://japanese.joins.com/

【管理人 補足記事&コメント】
東芝は、次世代を担う新しいタイプの半導体メモリとして、1984年に一括消去型不揮発性メモリを世界で初めて開発し、それを「フラッシュメモリ」と命名した。1987年には世界初となるNAND型フラッシュメモリの基本構造を発表し、フラッシュメモリの普及を促進する目的から1991年にNAND型フラッシュの仕様を公開している。 NAND型フラッシュの生産拠点として知られる同社の四日市工場(三重県四日市市)は、半導体チップの生産拠点として1992年に設立された。開設当初は主にDRAMチップの生産を行っていたが、2002年以降はNAND型フラッシュの生産や次世代半導体技術の研究・開発を手がけるようになった。

東芝とフラッシュメモリの製造ジョイントベンチャーを組むSanDiskが発売するストレージ製品のNAND型フラッシュも、四日市工場で製造されている。2015年の実績によれば、東芝とSanDiskの連合によるNAND型フラッシュ出荷総容量は世界トップレベルとなっている。2016年3月時点では、ノートPCやデスクトップPCに適したクライアントHDD、ノートPCやタブレットなどを対象とするクライアントSSD、HDDとNAND型フラッシュを組み合わせたクライアントSSHD、サーバーシステムや大規模ストレージ装置向けのエンタープライズHDDやエンタープライズSSDを提供している。

現在iPhone 8とノートPC向け需要で、全体的に品薄状態で、価格は上昇している。落ち着いた後は在庫の山となる懸念があるが…。PCよりはスマホのほうが使われる数量が大きいだけに、SKハイニックスにとってはうれしい話ではある。SKハイニックスは弱点だったNAND分野で一気にサムスン電子に次ぐ「ビッグ2」に規模を拡大することになったと記事では言うが、製造方法も設備も違うために問題は残る。また、品不足の裏に過剰在庫と言う珍現象は、企業存続維持に大きく関係する。設備投資は莫大で、大量に作らないと価格は低下しない。市場が求める数量よりも結果多く生産し、価格を吊り上げるために在庫する。これを何度も実施するほどに、ツケが大きくなる…。




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[ 2017年09月21日 11:04 ] カテゴリ:韓国経済 | TB(0) | CM(0)
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