韓国経済News

安倍晋三首相とインドのモディ首相との会談で、両国の外務・防衛閣僚協議（２プラス２）設置の検討で合意したのは、海洋進出を進める中国を牽制（けんせい）し、南シナ海やインド洋などの海上交通路（シーレーン）を守る狙いがある。安倍首相は海洋安全保障強化を図るため、日本とハワイ（米国）、オーストラリア、インドの４カ所をひし形に結ぶ「安全保障ダイヤモンド構想」を提唱しており、今回の会談は構想実現に向けた大きな一歩となった。

ダイヤモンド構想は、首相が第２次政権を発足させた直後に英文で発表した論文「アジアの民主主義　セキュリティーダイヤモンド」で披露した戦略。中国は、バングラデシュやスリランカなどインド周辺国への支援を通じてインドを包囲する「真珠の首飾り戦略」を進めており、首相はダイヤモンド構想が中国と隣接するインドにとってもメリットがあると踏んでいた。　ただ、インドは伝統的に「非同盟」の外交路線を取っており、特定の国との強い結びつきには慎重な面がある。そこで首相はかねて親交があり、経済政策でも共通点が多いモディ氏との個人的な信頼関係を活用し、インドを日本の安保戦略に引き込んだ。会談では、集団的自衛権行使を限定容認する憲法解釈変更の閣議決定について、モディ氏から支持を得ることもできた。

８月３０日夜に開かれた非公式夕食会には、谷内正太郎国家安全保障局長とモディ氏側近で知日派のアジット・ドバル国家安全保障顧問が同席した。両国の安保分野での協力関係が「順調かつ円滑」（外務省幹部）であることを内外にアピールするためだった。　首脳会談を受けて発表された共同声明には「特別な戦略的パートナーシップ」との文言が盛り込まれた。友好国との２国間関係では「戦略的パートナーシップ」の表現が一般的で、インドは事実上の“準同盟国”にまで格上げされたことになる。　首相は７月の日豪首脳会談でも、共同声明に「特別な」の文言を明記した。豪印両国との連携が進み、ひし形の完成は間近といえる。（山本雄史）

http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20140902/plt1409021233003-n1.htm

スポンサードリンク



【管理人コメント】

インドは事実上の“準同盟国”にまで格上
安倍総理は着々と中国包囲網を組んでます。

習近平国家主席、インドのモディ首相と会談
http://japanese.cri.cn/881/2014/07/15/201s223844.htm

インド側は中国企業のインド鉄道などインフラ整備への投資を歓迎し、インドで工業エリアを建設し、アジアインフラ投資銀行(AIIB)への加盟を考えているとした。

何とも微妙な関係だ。　
習近平もアジア外交に必死だが、どこまで信頼を得たのかは不明。

習近平の金外交は利用するが、それ以上は望まない…。
と言う姿勢なのか？

本心を見いだすのは難しい。
モディ首相は日本の自動車メーカー・スズキの鈴木修会長と親しく、これらのことから親日家と報じられることもある。
http://ja.wikipedia.org/wiki/

モディ首相は中国と友好関係を深めつつも、対中防衛を目的として安全保障政策もまた重視しているという。
何とも日本と中国の防衛外交のようだ。

インドも間をとるのが大変だろう。
とはいえ日本とインドの関係は重要だ。
今後のインドへ対する日本政府の行動次第だろうという気がしている。
出来るだけ多く会う機会をセッティングすることだ。

---

関連記事 「朴槿恵大統領からの贈り物」　朝日記者ツイートで判明した両者の「日常的交流」（09/07） 谷垣幹事長人事は「佐藤栄作級」（09/06） 谷垣幹事長起用は「対財務省シフト」　再増税見送り布石　“次善の策”も選択肢（09/05） 内閣改造の全舞台裏　中国攻略＆長老分断で長期政権の足場固め（09/03） 狙いは再増税　学者とエコノミスト大量動員の「政策コメンテーター委員会」（09/03） 対中抑止へ完成間近　安倍首相の「安保ダイヤモンド構想」 自民初の女性幹事長（09/02） 元女性基金理事の大沼保昭氏　韓国の慰安婦問題対応に絶望（09/01） 石破氏“変心”の舞台裏…首相側近の「禅譲」論にコロリ！？（08/30） 課題山積　真価が問われる１１月（08/30） もうけた企業ほど税負担軽く　政府導入検討　法人減税の財源捻出へ（08/30）

---