韓国経済News

１０月末から１１月にも日中韓首脳会談が開かれる方向となった。３カ国の首脳会談は２００８年に日本で第１回を開催して以降、３カ国が順番にホストを務める形で毎年開いてきたものだ。１３年は６回目の会談で韓国がホスト国の番だった。折しも日中韓で新体制が発足したので、３カ国の首脳が就任後、初めて顔を合わせる場となるはずだった。１３年３月中旬にホスト国の韓国は、５月末の日程を日中両国に打診し、日本側は受ける考えを伝えていた。ところが中国が応じなかった。尖閣諸島問題が背後にあったのは明らかだ。　その一方で、中韓両国は首脳会談を急いだ。韓国の朴槿恵（パク・クネ）大統領は同年６月２７日に中国を訪問し、首脳会談を行った。結果として３年間も、日中韓首脳会談が開かれなかったという流れだ。

こうした経緯からみれば、中韓から会談を打診してくるのが筋だが、それを今回の抗日軍事パレードにぶつけたのだ。これで、中国の軍国主義を打ち消し、日本を名指しにするとともに、平和的な姿勢を見せるという、一石三鳥の手を打ってきたわけだ。　日本としては、これまでの経緯を主張し、受けるのは当然だろう。ただし、日中韓という土俵では２対１になって分が悪いので、アジア諸国や米国の声をぶつけたほうがいい。実際に安倍晋三政権はアジア諸国との外交を強化しており、中国と韓国を除く各国の日本への友好姿勢は極めて明確だ。その国際世論を背景として中韓との会談にじっくり取り組めばいい。また、日中韓首脳会談では、北朝鮮問題を議論すべきだろう。日本としても、拉致問題で中韓にサポートしてもらうのは悪いことではない。

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さらに、中韓を北朝鮮問題に向き合わせることは、アジアの平和になるとともに、日本の歴史問題を争点化することを避けることにもなる。世界では、中国は北朝鮮の後ろ盾と見なされており、中国も世界に対する責任をしっかり果たすべきである。日韓首脳会談も同時に行うべきだ。それは中国と韓国を分断して、日本が主導的に会談を行うためである。ここで、日本は、日米韓の同盟関係を韓国によく確認しておくべきだ。日本側から韓国に首脳会談を呼びかけると、拒否するのは難しいはずだ。

今回の日中韓首脳会談が開かれれば、次は日本がホストで、２０１６年にも日本で開催できる。１６年は先進７カ国（Ｇ７）首脳会議（伊勢志摩サミット）も日本がホストで５月下旬に行われる。大きな国際会議を地の利がある自国で開催できるという幸運な巡り合わせだ。日本はＧ７サミットで先進国の経済や安全保障での価値観を共有し、中韓をそこに引き込むのがいいだろう。そのころには、中国経済はメッキがはがれ、中国への貿易依存度の高い韓国経済も四苦八苦している可能性がある。中国の民主化を進めて、資本主義国のような内需・消費主導の施策を提言できればベストだ。
（元内閣参事官・嘉悦大教授、高橋洋一）
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20150909/dms1509091140003-n1.htm



【管理人コメント】
こうした経緯からみれば、中韓から会談を打診してくるのが筋だが、それを今回の抗日軍事パレードにぶつけたのだ。これで、中国の軍国主義を打ち消し、日本を名指しにするとともに、平和的な姿勢を見せるという、一石三鳥の手を打ってきたわけだ。　
ならば日中韓の首脳会議は必要が無いだろう。
なぜ３首脳なのか…、韓国は用があるなら自分から日本に来ればよい。

日中においては、何かと問題は多い。日本にすれば最大の貿易相手国であると同時に、尖閣問題を抱える厄介な国でもある。今この国の経済低迷の余波は計り知れないわけで、日中首脳会談は急ぐ必要がある。中国が日本を狙っているわけで、当然それは政治的外交手段で緩和或は無くすべきである。韓国は戦争もしていなければ、無条件降伏した国であり、日本を狙っているわけではない。北朝鮮から狙われている国である。関わる必要は無い。

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