韓国経済News

韓国経済を中心に北朝鮮・中国・台湾・日本そしてアメリカの経済状況を掲載するサイトです。
   
韓国経済 韓国社会 韓国政治韓国芸能 日本経済 日本社会 日本政治
韓国経済News TOP  >  韓国経済 >  ルノーサムスン、2015年発売の中型車を単独開発!!

ルノーサムスン、2015年発売の中型車を単独開発!!

2012-12-30-k003.jpg

ルノーサムスンが2015年に発売予定のルノーグループの中型セダンを単独開発する。親会社であるルノーグループの新車開発を引き受けることになったのは、今回が初めてだ。これまでルノーサムスンは、日産やルノーの車種を持ち込み、デザインに一部手を加えて生産してきた。

スポンサードリンク


ルノーサムスンが今月17日に発表した「中期発展計画」によると、ルノーの次世代の中型セダン・プロジェクト「グローバル D」をルノーサムスンが担当することになったという。またルノーサムスンは、来年には生産計画が14万台と、2006年以降で最低実績を計上し、15年には過去最大実績となる年産25万台を回復するものと見られる。今年の生産台数は15万5000台で、2010年の歴代最大生産の56%水準にとどまる見込みだ。ルノーサムスンのフランソワ・プロボ社長は、こうした内容を盛り込んだ向こう4、5年間の発展計画を来年1月中旬に発表する予定だ。


■設計・部品の競争力を高めたルノーサムスン、今後は単独開発まで

ルノーサムスンの新車開発は、生産ではなく設計・部品レベルの競争力を備えるとの点で非常に大きな意味を持っている。開発過程で国内部品メーカーの技術力も共に向上するものと見られる。

また、ルノーが韓国の研究開発分野の競争力を高く評価しているといった意味にも解釈される。ルノーサムスンが今年9月、大規模な早期退職者を募りながらも、研究開発人員だけはそのまま残したのも、こうした理由からだ。ルノー・日産の関係者は「ルノーサムスンのエンジニアの設計面での競争力はルノーの2、3倍、韓国国内の部品網を活用した生産コストは日産の70%水準であることが分かっている」と話した。これまでルノーサムスンの実績が悪化したのは、中核部品を海外から調達する際に生じる為替差損のためだという。ただ今回の決定が、ルノーがルノーサムスンの開発力を一時的に安く活用するのにとどまるのか、あるいはルノーサムスンの独自的な開発能力の確保を意味するのかは、もうしばらく見守っていく必要性があるとの見方が支配的だ。

ルノーサムスンは、ルノーの次世代中型セダンの骨格部分を開発する。提携関係にあるルノー・日産がすでに中型セダンのプラットホーム(車の骨組み、エンジンや変速機など)を共同使用しているためだ。従って共用プラットホームを使用するものの、ルノー側の中型セダンはルノーサムスンが、日産側の中型セダンは日産がそれぞれ開発を担当する構造だ。ルノーサムスンの開発した車は、欧州や韓国でそれぞれ次世代の「ラグナ」、「SM5」として、2015年初めに販売される予定だ。ルノーの本社は、中型セダンを別途開発しない。一方、ルノーサムスンは次世代中型セダン用の新型エンジン(M5)を生産するため、近く大規模投資に乗り出す。1600ccのターボエンジンと2000ccのエンジンが生産される。


■来年の実績は今年よりも悪化…2015年から現状回復か

今月14日午後4時、釜山市にある新湖地方産業団地のルノーサムスン工場を訪問した。先月から1時間の追加勤務(残業)が復活したものの、火花をまき散らしながら回転していた溶接ロボットの半分はストップしていた。工場では、組み立てライン以外の至る所で電気が消えていた。現在の稼動率は50%だ。オ・ジクニョル生産総括副社長(57)は「今年に入ってからの輸出減と内需低迷のため残業を中断していたが、先月から再開した」と話す。

ルノーサムスンが発表した計画によると、再来年までは思わしくない経営状況が続きそうだ。先月初めに「SM5」の部分変更モデル「SM5プラチナム」を発売したものの、発売1カ月目の販売実績はわずか2116台にとどまるなど、もはや販売増を期待するのは無理といった状況だ。さらに今年3万台が生産・輸出された旧型モデルの「SM3」が来年3月には生産打ち切りとなることから、供給はさらに減る見込みだ。

しかし、2014年10月からは日産の次世代準中型SUV(スポーツタイプ多目的車)の「ローグ」を年間8万台(年産10万台に増産検討中)、2015年初めからは次世代中型セダンと、次世代「ローグ」を基盤とする「QM5」の後続モデルをそれぞれ年間5万台規模で生産する。従って2015年には、ルノーサムスンの生産台数は25万台と全盛期の水準まで回復するものと見られる。

(朝鮮日報)







関連記事

[ 2012年12月30日 11:01 ] カテゴリ:韓国経済 | TB(0) | CM(0)
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
この記事のトラックバックURL

サイト内をキーワードや文書で検索
お問い合わせ

お問い合わせ
管理人 MON
連絡先 monma@asahinet.jp