韓国経済News

韓国経済を中心に北朝鮮・中国・台湾・日本そしてアメリカの経済状況を掲載するサイトです。
   
韓国経済 韓国社会 韓国政治韓国芸能 日本経済 日本社会 日本政治
韓国経済News TOP  >  日本経済 >  大企業製造業の景況感が大幅改善、リーマン後最高!

大企業製造業の景況感が大幅改善、リーマン後最高!

2013-10-01-k005.jpg

日銀が1日発表した9月全国企業短期経済観測調査(短観)では、大企業製造業の業況判断DIがプラス12となり、市場予想を大きく上回る改善となった。

水準は2007年12月調査のプラス19以来の高さで、2008年9月のリーマンショック後では最高。大企業非製造業や中小企業のDIも改善しており、景気回復や円安進行などを背景とした企業マインド改善が続いていることが確認された。

<市場予想大きく上回る、全規模・全産業も改善>

大企業の業況判断DIの改善は製造業・非製造業ともに3四半期連続。特に製造業はプラス12と前回6月調査から8ポイントも改善。民間調査機関を対象にしたロイターの事前調査ではプラス7が見込まれており、結果は予測を大きく上回った。先行きはプラス11と7四半期ぶりの悪化が見込まれている。非製造業のDIはプラス14となり、同2ポイント改善。ロイターの事前調査と同水準となった。先行きもプラス14で、高水準の中で横ばい圏内の動きになるとみられている。

スポンサードリンク


中堅・中小企業を含めた全規模全産業ベースのDIはプラス2で、2007年12月調査以来のプラス圏に浮上。円安進行や堅調な内需などを背景に、自動車や電機機械など輸出関連や、建設、小売など幅広い業種で改善がみられ、全28業種中、改善したのは大企業で19業種、中小企業で20業種に達している。

<2013年は増収・増益見通し、大企業の設備投資は下方修正>

売り上げ・収益計画は、全規模全産業ベースでも増収・増益が見込まれている。このうち大企業全産業の13年度の売り上げ計画は前年比3.9%増、経常利益計画は同13.9%増とそれぞれ上方修正されている。

13年度の設備投資計画は大企業で小幅の下方修正となった。大企業全産業の計画は同5.1%増で、前回調査から0.3%ポイントの下方修正。ロイターの事前調査では同6.0%への上方修正が見込まれていたが、結果は予測を下回った。一方、中小企業の計画は全産業で同0.7%減と8.0%ポイントの上方修正となっている。

<想定為替レートは3円超円安方向に、実勢比では円高>

2013年度の想定為替レートは1ドル=94.45円となり、前回調査の91.20円から3円超、円安方向に修正された。これは9月調査では2009年度の94.50円以来の円安水準。足元の為替レートは98円台で推移しており、企業は引き続き、実勢よりも円高水準を想定している。

<市場に「意外感」、安部首相の消費増税判断を促す>

9月短観で大企業製造業のDIが予想を上回る改善を示したことを受け、1日の東京市場は日経平均株価が前日比200円を超えて上昇するなど短観結果を素直に好感する動き。為替市場も円安方向の動きとなっている。

市場では、短観について「意外感があった」(三菱UFJモルガン・スタンレー証券・シニア債券ストラテジストの戸内修自氏)との指摘が多い。もっとも販売価格判断DIが小幅の上昇になったことなどから「デフレ脱却に向けた歩みは相変わらずゆっくりとの印象だ」(同)との声も出ている。

安部晋三首相は9月短観を踏まえ、今夕にも来年4月の消費税率引き上げを決断する見通し。市場では短観を踏まえて「アベノミクスが政策面で最も配慮する大企業が予想以上に改善したことで、短観は消費増税を促す結果になった」(東海東京証券・チーフエコノミストの斎藤満氏)とみられている。

http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYE99000020131001?sp=true



関連記事

[ 2013年10月01日 11:12 ] カテゴリ:日本経済 | TB(0) | CM(0)
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
この記事のトラックバックURL

サイト内をキーワードや文書で検索
お問い合わせ

お問い合わせ
管理人 MON
連絡先 monma@asahinet.jp