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韓米FTA:反対闘争に明け暮れる鄭東泳氏!!

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2007年の大統領選挙の有力候補だった野党・民主党の鄭東泳(チョン・ドンヨン)最高委員が29日、大統領府(青瓦台)の前に立った。李明博(イ・ミョンバク)大統領に対し、韓米自由貿易協定(FTA)批准案に署名しないよう求めるためだった。同氏は民主党や民主労働党の議員ら30人余りとともに、プラカードを手にFTA反対を訴えた。

鄭最高委員は4年ほど前、FTAの絶対的な賛成論者だった。大統領候補だった当時、韓米FTA反対陣営の諮問教授らに対し、FTAの必要性について数時間にわたり説明したこともあるほどだ。韓米FTAを発効させるためなら、大統領選挙で李大統領ではなく、鄭氏が当選した方がよかったと言ってもいいくらいだった。

そんな鄭最高委員は近ごろ、ジャンバーを着用していることが多い。22日に韓米FTA批准案が国会で採決された後、同氏は「FTA無効化闘争委員長」に自ら名乗りを上げた。FTA反対集会には欠かさず顔を出し、過激な発言を重ね、警察との衝突を繰り返している。

鄭最高委員は29日午前8時、大統領府前でプラカードを持ったデモに参加し、10時半にはソウル市永登浦区の党本部で開かれた市・道党委員長とFTA無効化闘争委員の合同会議に出席した。そして午後2時半からは、野党陣営統合に向けた全党大会を話し合う議員総会の席に姿を現し「30日は国会本庁の階段でFTA無効5000人宣言、来月2日は釜山で集中ろうそくデモ(を行う)」と、FTAの話題に終始した。

この日、鄭最高委員は「エクアドルでは米国とのFTAを破棄し、大統領が追放された」という、事実に反するデマも口にした。実際には、エクアドルは米国とFTA交渉を続けたものの決裂し、大統領が追放されたのはFTA交渉のためではなく、不正腐敗が原因だった。

午後6時、鄭最高委員は23日から毎日欠かさず出席している光化門のろうそく集会の会場を訪れた。25日には「第18代国会は終わった。本当の国会は議事堂ではなく、広場にある」と主張し、デモ隊の先頭に立って戦闘警察と衝突を繰り広げた。26日、鍾路警察署長がデモ隊に暴行を受けた際、現場にいた鄭最高委員は「暴行は警察署長の自作劇」だと主張した。だが、これを裏付ける証拠は何もなかった。

鄭最高委員のこうした極端な言動は、今夏の大学授業料半額化を求めるデモ、韓進重工業の整理解雇をめぐるキム・ジンスク氏の「クレーン籠城」事件から繰り返されている。こうした行動を理解する人は、今や民主党内部にもほとんどいない。大統領候補だったころ、同氏を支持していた多くの議員も、大半が離れていった。

鄭最高委員は、大統領選挙で約530万票差で敗北したのに続き、翌年には第18代国会議員総選挙にソウル市銅雀乙から出馬したが、再び落選した。その後、故郷の全羅北道全州市徳津区の国会議員補欠選挙に出馬するため、自身を大統領候補に擁立した党を離党。同選挙に無所属で出馬して当選し、国会への復帰を果たした。

民主党の議員らは、鄭最高委員がなぜ自身の発言や態度を変えてまで、極端な行動を続けるのかと首をかしげている。これに関しては「そこまでしてこそ、来年の大統領選挙で動けると考えているのでは」との見方が出ている程度だ。

(朝鮮日報)




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[ 2011年11月30日 19:49 ] カテゴリ:韓国政治 | TB(0) | CM(0)
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