韓国経済News

韓国経済を中心に北朝鮮・中国・台湾・日本そしてアメリカの経済状況を掲載するサイトです。
   
韓国経済 韓国社会 韓国政治韓国芸能 日本経済 日本社会 日本政治
韓国経済News TOP  >  韓国経済 >  韓国のロケット技術はなぜ遅れているのか!!

韓国のロケット技術はなぜ遅れているのか!!

2012-05-24-003.jpg

宇宙ロケット「羅老号」の打ち上げ失敗を2度も経験した韓国は、苦心の末に初歩的なレベルのロケットエンジンを独自開発したが、今度はロシア側の協力を得られず、性能試験すらできずにいる。ロシアが、ロケットエンジンをテストするのに必要な地上燃焼試験施設の使用を拒んでいるからだ。

これまでロシアに依存していた羅老号(KSLV1)開発の失敗を教訓として、韓国は2021年までに独自技術で韓国型宇宙ロケット(KSLV2)を開発する計画を立てた。しかし、韓国型ロケットの開発事業に参加できなくなったロシアは、自国にある燃焼試験場の使用許可を出さずにいる。羅老号に続き、独自に開発したロケットまでもロシアに振り回され、序盤から難航しているわけだ。

当初韓国は、羅老号開発の過程でロシアからの技術移転を期待した。しかしロシアは06年、羅老号の1段目ロケットの技術を移転せず、完成品だけを引き渡すと立場を変えた。液体燃料を用いる1段目ロケットは、羅老号を打ち上げる上で最も大きな役割を果たす中心部分に当たる。1段目ロケットの技術を確保できなければ、次の韓国型ロケットの開発も不透明になる。

このため韓国政府や航空宇宙研究院(航宇研)は、代案を模索した。航宇研は、苦労してウクライナから推力30トン級のエンジンの設計図を取り寄せた。航宇研の研究員らはこれを基に、エンジンを構成する中心パーツの燃焼器・ガス発生器・ターボポンプを生産することに成功した。単位部品レベルでは、韓国国内で性能試験を終えた。部品を全て組み立てて性能試験に成功すれば、これをアップグレードして1段目ロケットを製造することができる。

ところが、30トン級エンジンはまだ性能が検証できていない状態だ。韓国には、このレベルのエンジンをテストできる施設がない。航宇研は、ロシア側の支援を期待していた。08年4月、当時の白鴻悦(ペク・ホンヨル)航宇研院長は「ロシアは、ロケット技術は移転しないが、燃焼試験のような間接的な協力は得られるだろう」と語っていた。羅老号の開発中、韓国国内に地上燃焼試験場を建設しなかったのも、ロシアを信じたからだ。

ロシアは、羅老号の後継ロケットについても、自分たちが製造を担当すると主張した。数千億ウォン(1000億ウォン=約67億円)もの収益を得られる良いチャンスだからだ。08年にロシア連邦宇宙庁との会議に参加したある専門家は「ロシアは、イタリアのVEGAロケットに搭載されている液体ロケットエンジンもロシアが提供した、と韓国側を説得した」と語った。しかしVEGAロケットに搭載されているエンジンは、羅老号のように完成品の形で売り渡したもので、技術を移転したわけではなかった。

そこで韓国がロシアを排除し、独自開発に乗り出すと、ロシアは地上燃焼試験場の使用を拒んだ。航宇研のある関係者は「地上燃焼試験場は、金さえ出せばいつでも使用できたのに、後継ロケットの開発事業にロシアが参加できなくなったため、燃焼試験場を使わせてもらえなくなったと聞いている」と語った。

ロケットエンジンを一つ開発するためには、2万秒以上の地上燃焼試験を行わなければならない。ロシアのフルニチェフ社は、羅老号の1段目ロケットエンジンについて、計120回、2万6892秒の燃焼試験を行った。それにもかかわらず羅老号は、2010年の2回目の打ち上げに失敗した。

韓国が宇宙ロケット開発に乗り出してから15年が過ぎた今でも、韓国国内には大型ロケットエンジン用の地上燃焼試験場がない。推力10トン級の小型エンジンの燃焼試験場があるだけ(のみ)だ。韓国型ロケットに搭載される推力75トン級エンジンの試作品も、出力を大幅に減少させて試験を行わなければならない。

趙辰洙(チョ・ジンス)漢陽大学教授(機械工学)は「最初から独自開発を進めていれば、当然、韓国国内に燃焼試験場を建設していただろう」と語った。別のロケット専門家は「ロシアが立場を変えたことで、数年が無駄になった」と語った。

航宇研は、15年までに3700億ウォン(約248億円)を投じ、羅老宇宙センターに地上燃焼試験場を建設する計画を打ち立てた。しかし、予算が確保できず、足踏み状態のままだ。今年10月に予定されている羅老号の3回目の打ち上げにも失敗した場合、ロケット開発に対する懐疑論が噴出しかねない。

(朝鮮日報)



HITACHI リビング扇風機 リモコンタイプ HEF-70R



スポンサードリンク


[ 2012年05月25日 14:25 ] カテゴリ:韓国経済 | TB(1) | CM(3)
可哀想なことで、、
聞くと、韓国人らしい自分に都合の良い解釈「きっと使わせてくれるはず」との思い込みからこの事業の全てを困難にしました。
他にも、最新鋭ジェット機の国産化の件もそうでしたね。
実はこのことが、どの分野・事業にもあることなので、どうしてこうも甘い
体質なのか、と思います。

韓国人の皆さん、、どこでも外国は利害が絡むと突然態度を豹変させることは
良くあることです。
他国に借りて間に合わせずに、困難でもその施設を自国に作るべきなのです。
<急がば回れ>は、日本のことわざです。 日本人は地道にそうしてきました。



[ 2015/11/16 01:26 ] [ 編集 ]
話変わってる?
買ってくれないなら施設は貸しませんよって、普通の商取引では?
[ 2015/11/23 15:20 ] [ 編集 ]
朝鮮バカの経済論理は朝鮮式サギ商売に行き着く。
こいつらに日本や世界の経済取引の常識は通用しない。
特に日本に対しては、反日的態度を取りつつ譲歩を執拗に迫る基地害っぷり。
最初から、まともに取引できる相手ではない。
[ 2018/01/21 12:11 ] [ 編集 ]
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
この記事のトラックバックURL

まとめtyaiました【韓国のロケット技術はなぜ遅れているのか!!】
宇宙ロケット「羅老号」の打ち上げ失敗を2度も経験した韓国は、苦心の末に初歩的なレベルのロケットエンジンを独自開発したが、今度はロシア側の協力を得られず、性能試験すらできずにいる。ロシアが、ロケットエンジンをテストするのに必要な地上燃焼試験施設の使用を拒?...
[2012/05/25 18:09] まとめwoネタ速neo
サイト内をキーワードや文書で検索
お問い合わせ

お問い合わせ
管理人 MON
連絡先 monma@asahinet.jp