韓国経済News

背任容疑で検察当局の捜査を受けている韓国通信大手KTの李錫采（イ・ソクチェ）会長が3日に辞意を表明した。

同氏はこの日、KTの全社員に電子メールを送付し、その中で「KTを代表するトップとして、今のままの状態を続けるのはこれ以上無理と判断した」「きょうの取締役会でKTの代表取締役と会長職を辞任する意向を伝えた」とした。その上で同氏は「社員が苦しむ様子を見ていたら、これ以上先送りはできない」「子どものために子どもを手放した、ソロモン王の名裁きに出てくる母親のような心情で決断を下した」などと自らの心境について説明した。

しかし政府関係者は「李氏の辞任と検察の捜査は別問題だ。捜査は今後も続くだろう」とコメント。検察は市民団体などが李氏の背任容疑を告発したことを受け、先月22日と31日の2回にわたり、KT本社や李氏の自宅、さらには関連役員の自宅についても家宅捜索を行うなど、厳しい姿勢で捜査を続けてきた。

スポンサードリンク

李氏は自らをめぐる疑惑について「疑惑や憶測を解消することができるのなら、給与や成果給などを一切隠すことなく公表したい」「私は前任社長の給与計算方法をそのまま引き継いだ」と説明した。

李氏は取締役会で「後任が決まるまでは全力を尽くして数々の重要課題をクリアし、後任が新しい環境でKTを引っ張ることができるよう、必要なことは確実に終わらせておきたい」ともコメント。辞意は表明したが、後任が決まるまでは業務を引き続き遂行する意向を示した。

KTは近く「最高経営責任者（CEO）推薦委員会」を立ち上げ、後任の人選を行う予定だ。

http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2013/11/04/2013110400433.html

---

関連記事 好調続くSUV販売、8年ぶり小型車上回る！（11/04） グリコが韓国進出…「韓国に健康菓子のノウハウ伝授」！（11/04） サムスン電子、標準特許めぐりアップルを相手取り米国で控訴審！（11/04） 原発に不良ケーブル納入、JS電線に賠償訴訟！（11/04） 素材・部品の輸入先、中国が日本抜く！（11/04） KT会長が辞意表明！ 経常収支黒字、初めて日本を追い越す見通し！（11/04） サムスンが素材研究を本格化＝世界トップ目指す！（11/03） 韓国サムスンの危機、アップルとNTTドコモの提携でシェア低迷！（11/03） 海外旅行者の免税限度を８００ドルに引き上げへ！（11/03） 韓国の「期待」と中国の「現実」！（11/03）

---