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「奴隷労働」北朝鮮海外派遣労働者は12万人

北朝鮮が世界中に派遣している労働者の数は12万人に達し、彼らは皆文字通り「奴隷労働」という形で搾取に苦しめられているとの指摘に注目が集まっている。統一研究院北朝鮮人権センターのオ・ギョンソプ副センター長は20日、統一研究院、国会人権フォーラム、アジア人権議員連盟の共同主催で開催された「北朝鮮海外労働者の人権」をテーマとするセミナーでこのように主張した。会場は汝矣島の国会議員会館。

オ氏は統一研究院の非公開資料に加え、複数の研究機関の資料などを総合的に分析し、試算を行った結果として、ロシアに3万人、中国に7-8万人、クウェートに4000-5000人、アラブ首長国連邦(UAE)に2000人など、北朝鮮は世界の20-40の国に11万-12万3000人以上の労働者を派遣しているとの見方を示した。

これまで北朝鮮の海外派遣労働者の数は5-6万人ほどとみられてきたが、オ氏が提示した数字はそれを2倍も上回っている。ちなみに昨年の国連北朝鮮人権報告書によると、北朝鮮が奴隷労働の見返りとして稼ぎ出す外貨は最大で23億ドル(約2340億円)に達するとみられていたが、労働者の数が本当に12万だった場合、北朝鮮の外貨収入もそれに比例して増えることになる。

一方でワルシャワ国立大学国際関係研究所のキム・ギュナム氏によると、ポーランド政府はこれまで北朝鮮労働者に対するビザの発給を中断する方針を示していたが、今年上半期には177人の北朝鮮労働者にビザを発給し、さらにドイツにも1500人の北朝鮮労働者がいるという。また北朝鮮が海外に派遣した労働者のうち、少なくとも40人が労働災害などの事故、自殺、疾病などで命を落としているとみられる。
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2016/09/21/2016092100849.html

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【管理人 補足記事&コメント】
聯合ニュースは、専門家らは北朝鮮が現在約50カ国に約5万~6万人の労働者を派遣しているとみている。具体的には、ロシアに約2万人、中国に約1万9000人、クウェートに約4000~5000人、アラブ首長国連邦(UAE)に約2000人、カタールに約1800人と建設需要が多い地域に集中的に派遣していると伝えている。外貨収入は年2億ドルだそうだ。

個人的には元多いだろうと思うが、闇派遣を考慮すれば桁が一桁違うのでは…。

一方、北北朝鮮の市場の数が故・金正日総書記の時代には200カ所ほどだったのが、今の金正恩委員長の時代になると400カ所、およそ2倍に増えているという。米国ジョンズホプキンス大学国際関係大学院(SAIS)のカーティス・メルビン研究員が上空から北朝鮮を撮影した衛星写真を分析したところ、北朝鮮の市場の数は2010年には200カ所を少し上回る程度だったのが、現在は400カ所以上にまで増えていることが分かった。これについて韓国情報当局の関係者は「市場を利用する北朝鮮住民は1日180万人に達するものとみられる」とした上で「平壌の富裕層や兵士らを除く一般住民の多くは、市場を通じて生活の糧を得ている」と伝えた。

北朝鮮で市場が活性化すれば、短期的には国際社会からの制裁により庶民が受ける衝撃を多少は緩和する効果があるとしたうえで、国連安保理などが北朝鮮に対する制裁をいくら厳しくしても、中国との国境を行き来する行商人まで足止めすることはできない。行商人たちを通じて中国製の生活必需品や食料が市場に流れ込んでいるため、制裁が発動された後も庶民生活にはさほど大きな影響は出ていないが実態だろう。




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[ 2016年09月21日 11:32 ] カテゴリ:北朝鮮 | TB(0) | CM(0)
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