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北が狙った韓国という弱点…五輪参加をエサに時間稼ぎ

北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長は新年の辞で、韓国との対話について「開かれている」とし、2月に開催される平昌(ピョンチャン)冬季五輪について北朝鮮選手団の派遣を示唆した。 これに、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領が飛びついた。これまで韓国の一方的な対話要求を北朝鮮は無視してきたが、正恩氏の歩み寄りとも取れる発言を歓迎した形だ。早速、9日には南北高官級会談が行われた。

一方、ヘイリー米国連大使は、「北朝鮮が完全に非核化するまでは、いかなる話も真剣に受け止めない」として、北朝鮮と韓国との会談を米政府が重要視することはないとの立場を示している。 北朝鮮は核・ミサイル開発を認めさせようと、もともと米国との直接交渉を望んでいたが、米国は強硬姿勢を崩さなかったため挫折した。 中国には米国との仲介を頼めないし、まして米国と歩調を合わせる日本にもできない。そこで、もっともくみしやすい韓国を選んだのだろう。何としても2月の平昌五輪を成功させたいと考える韓国は、足元を見られた形だ。韓国は、日米韓という西側国家の連携の中で、中国の顔色をうかがうなど、最も弱い「ウイーク・リンク(足手まとい)」だといえる。

そうした韓国の弱点を突くように、北朝鮮が甘いささやきを仕掛けてきたのだ。韓国が歓迎姿勢を示したのは、北朝鮮にまんまとはめられた公算が大きい。正恩氏の話の中には、繰り返し北朝鮮の核の力について言及している箇所もあった。北朝鮮は、決して非核化せずに、韓国にささやきながら時間稼ぎをして、未完成の核の大気圏再突入技術を最終的に完成させ、核ミサイルの実戦配置を成就させようという魂胆だ。

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北朝鮮の核ミサイルは、今や世界の脅威となっている。米国民ですら、北の核ミサイルを現実的な脅威と考える人が8割にも達している。これは、実際に米本土まで核ミサイル攻撃があり得るという意味だけではない。米国は、中東政策も転換しているが、もし北朝鮮が核ミサイル技術を手中にしたら、中東のイランへの核拡散が現実化し、中東の軍事バランスを一気に崩しかねない。となると、イラン以外の中東各国でも核ミサイル保有がドミノ的に進展することは不可避である。

これは、米国のみならず世界にとって最大級の脅威にならざるを得ない。そうした世界的な安全保障を考えると、何としても朝鮮半島での非核化は譲れないところなのだ。これは、同じ核保有国である中国やロシアにとっても同じである。韓国は慰安婦問題でも、日韓の外交成果をほごにしようとしている。それは、国家間の約束を無視する韓国外交の信用失墜となるだろう。その韓国と、ならず者国家の北朝鮮がいくら話し合っても、朝鮮半島の非核化にはほど遠く、国際社会から受け入れられる結果にはなりそうもない。http://www.zakzak.co.jp/

朝鮮半島の問題解決には従来のやり方はもはや通用しない。対話、外交を通じて解決するのをプランAとすれば、それに代わって「力」で相手を説得させるプランBを引き出しから取り出すべきかもしれない。プランAは時間がかかるうえ、時間は北側に有利だ。最終的には、北の核保有を認知することにもなってしまうだけだ。 ただし、プランAは短期的には犠牲を避けることが出来るが、長期的には、核保有国の北朝鮮が出現し、韓国、日本を含むアジア全域の治安バランスが崩れ、核の拡大をもたらす危険が出てくる。その場合、誰もその結果には責任は取らないだろう。

約2500万人の北の国民は独裁政権下で人質となり、その人権は常に蹂躙されてきた。一方、韓国には5000万人以上の同胞が住んでいる。プランAは前者の人権より、後者の人権をより重視する選択ともいえる。


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[ 2018年01月11日 10:42 ] カテゴリ:北朝鮮 | TB(0) | CM(0)
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