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韓国の原発で多発する故障!!

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「最低価格落札の慣行を改めるべきだ。同じICカードでも、数百万ウォン(100万ウォン=約8万9000円)のものから数千万ウォン(1000万ウォン=約89万円)のものまで多様だが、現在の原発の入札制度では、安くて低質なものばかり使うことになる」

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新月城原子力発電所(慶尚北道慶州市)1号機で突然発電がストップし、電力供給が危機的な状況に陥った今月23日、電力業界の専門家は「韓国の原発が安い部品ばかり使っている現実では、故障が続発せざるを得ない」と懸念を示した。

新月城原発1号機は昨年7月31日に稼働を開始してから8カ月間に2回も故障した。昨年8月には制御系統の電子部品が原因でトラブルが発生したが、今回もまた同じ部品が原因となった。原発は小さな部品一つが機能を果たさないだけでも稼働が停止する。安全を最優先するためだ。原発ではちょっとしたトラブルでも放射線への被ばくなど想定外の被害が発生しかねない。部品の品質が重要で、維持管理や補修にも特に神経を使わなければならない。安全よりも価格の安い部品の調達を優先するというのは、とんでもないことだ。

韓国水力原子力(韓水原)=韓国電力公社の子会社=によると、契約の規模が300億ウォン(約26億8200万円)以上の工事は全て最低価格落札の対象となる。来年からはこの基準が100億ウォン(約8億9400万円)に引き下げられる。2億3000万ウォン(約2100万円)に満たない資材や部品の購入に対しても同じ基準が適用される。このような基準に適合しない場合は適格審査を受けることになっているが、敷居が低いため、大部分の企業からの納品が自動的に認められる。原発をめぐる入札で、安全性についての審査よりも価格が最優先されるというわけだ。

単に最低価格落札だけで終わるわけではない。下請けや孫請けで業務を行うケースも多いという。部品は価格に見合ったものになるが、価格が安くなりがちな状況では、十分に機能を発揮する物品が入りにくくなるのが明らかだ。原発の部品を納入する業者の関係者は「たとえ10年前でも納品したことがあれば入札に参加できるが、落札した業者は結局、ほかの業者に下請けでやらせる。最低価格落札に下請け業者への丸投げまで加わることで、実際の製品の単価が限りなく安くなることが多い」と語った。

昨年発覚した、原発の部品の品質保証書が偽造された問題も、最低価格を強調する企業が数百万ウォンもかかる品質保証の費用を抑えるために起こったことだ。現在の最低価格落札方式は、どのような形であれ補完が必要だ。韓水原のキム・ギュソプ社長が先頭に立ち、この部分について問題提起する必要がある。

(朝鮮日報)



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[ 2013年04月28日 11:09 ] カテゴリ:韓国社会 | TB(0) | CM(0)
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