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北「越北6人を送還、議員の開城訪問を認める」…融和カードなぜ?

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北朝鮮が拘束中の韓国人6人が25日、板門店を通って南側に帰還する。北朝鮮は24日午前9時ごろ、板門店赤十字チャンネルで朝鮮赤十字社中央委員長名義の通知文を送り、「わが共和国に入ってきた越北者6人を25日午後に送還する」と明らかにした。統一部によると、北朝鮮側が通知してきた名簿はすべて男性で、キムさん(44)、ソンさん(27)、ユンさん(67)、イさん(65)、チョンさん(43)、ファンさん(56)。統一部は帰還予定者の姓と年齢だけを公開した。6人が自ら北側に行ったのか、拉致されたかはまだ確認されていない。国家情報院と関係当局は6人が帰還した後、北朝鮮入国の経緯などについて調べる予定だ。

北朝鮮は2010年2月26日、官営朝鮮中央通信を通じて、「最近わが共和国に不法入国した南朝鮮住民4人を取り締まり、調査中」と明らかにした。統一部は同年3月2日の南北実務者協議で4人の身元確認を要請した。北朝鮮は「該当機関が調査中で時間がかかり、最終確認すれば正式に通知する」と答えたが、その後、知らせてこなかった。統一部の当局者は「拘束の経緯は明らかでないが、今からでも北が人道的レベルで送還措置を取ることにしたのは幸い」と述べた。板門店南側連絡官が北朝鮮赤十字通知文を受けたのと同じ時間、開城(ケソン)工業団地内の南北共同委員会事務局にはもう一つの文書が届いた。

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北朝鮮は国会外交統一委員会所属の国会議員の工業団地訪問要請(30日)を受け入れるという立場を通知してきた。外交通商委は14日、統一部に安鴻俊(アン・ホンジュン)委員長(セヌリ党)ら議員24人と補佐陣・専門委員ら計57人の開城工業団地訪問申請書を提出した。統一部は16日、これを北朝鮮に伝えた。北朝鮮は受け入れないという見方を多かったが、8日ぶりに予想を覆す返答があった。これを受け、北朝鮮の開城で大韓民国国会議員が国政監査活動をすることになった。国政監査期間中に該当常任委の議員が工業団地を現場訪問することを北朝鮮が受け入れたのは意味がある、という評価だ。昨年2月に外交通商委・南北関係発展特別委所属8人が開城工業団地を訪問して以来、国会議員の訪朝は初めてとなる。

統一部当局者は「金基雄(キム・ギウン)統一部南北協力地区発展企画団長が案内を引き受けることになり、取材陣の同行も可能になるだろう」と明らかにした。

北朝鮮は先月21日、離散家族再会(9月25-30日予定)に対する合意を破棄し、南北関係断絶の意思を明らかにした。開城工業団地の再稼働から5日目だった。その後、北朝鮮は朴槿恵(パク・クネ)政権が最高尊厳(金正日・金正恩ら)を冒とくし、敵対的な対北朝鮮政策を推進していると主張し、1カ月以上も対南非難戦を繰り広げた。24日朝の労働新聞は朴槿恵政権の韓半島信頼プロセスを「反北対決政策」と非難したりもした。

こうした局面で北朝鮮が板門店と開城工業団地で2つの対南融和カードを同時に持ち出し、金正恩(キム・ジョンウン)第1書記の思惑に関心が集まっている。

イ・グムスン統一研究院北朝鮮人権研究センター所長は「赤十字チャンネルを通じた越北者送還で離散家族再会破棄や脱北者・拉致被害者の人権問題に対する国際社会の非難を避けようとしている」と診断した。前例のない戦術を駆使しながら「北は南北関係の解決に努力しているが、南側が十分でない」というメッセージを投じようとしているということだ。

板門店を通じた送還で効果を極大化するイベントという指摘もある。脱北者1号博士の安燦一(アン・チャンイル)世界北韓研究センター所長は「過去、北はこういうことがあれば、朝中国境に人を追放した」とし「長期拘束にもかかわらず活用の価値がないと判断され、越北者を対南心理戦に活用しようということかもしれない」と話した。

対北朝鮮消息筋によると、北朝鮮は2000年代に入り、情報価値がないと判断した越北者を追放してきた。7年前には豆満江を渡って北に入った労働者Aを調査した北朝鮮保衛部が「祖国解放が達成された後に会おう」とし、100ドルを渡して中国に送り出したという。

越北に関しては笑えない事件も起きている。Bはインドネシアで北朝鮮大使館に亡命申請をしようとしたが、現地のタクシー運転手が韓国大使館に連れていき、国家保安法違反で処罰されたりもした。Bは韓国大使館であることを確認せず、急いで駆け込み、「金日成(キム・イルソン)万歳」と叫んで捕まった。

外交通商委の国会議員の開城訪問を受け入れるのは、ドル稼ぎに焦点が合わされているという分析だ。チョ・ボンヒョン企業銀行研究所研究委員は「外交通商委員が開城工業団地支援と活性化のための世論を先導し、北に有利な局面が形成されるだろうという期待感のためと考えられる」と述べた。

http://japanese.joins.com/article/529/177529.html?servcode=500§code=510



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[ 2013年10月25日 12:18 ] カテゴリ:北朝鮮 | TB(0) | CM(0)
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