尖閣諸島に使うため?自衛隊の巡航ミサイル導入の目的
2017年12月14日、中国メディアの環球網が、「日本が導入を予定している巡航ミサイルは、尖閣諸島のために使用するのではないか」とする記事を掲載した。小野寺五典防衛大臣は先日、来年度予算案に長距離巡航ミサイル導入に向けた関連予算を計上したことを明らかにした。ロッキード・マーティン社が研究開発したJASSM、及びこれを基にしたLRASMのF―15Jへ搭載を検討しているという。また、JSM巡航ミサイルをF―35Jに搭載する可能性もあると伝えられた。
これより前に日本メディアは、北朝鮮が日本へ弾道ミサイルを発射した場合、日本が巡航ミサイルを北朝鮮の基地へ発射する可能性について伝えていた。しかし記事は、日本政府は「これらのミサイルは日本防衛のため、特に離島を防衛するためだ」と述べていると指摘。この「離島」という言い方は、「尖閣諸島についての婉曲(えんきょく)表現だ」と解説した。 米メディアは、「小野寺防衛大臣は、新たに購入するミサイルは敵基地を攻撃するものではないと強調した」と伝えている。これらの新型ミサイルは、自衛隊のイージス艦を守るためのもので、北朝鮮の弾道ミサイルから日本を守る第一ラインとなるのが6隻のイージス艦だからだという。
しかし、中国の軍事専門家は、「日本が導入しようとしているミサイルは典型的な攻撃型ミサイルで、イージス艦を守るためという説明は馬鹿げている」と主張。「これらのミサイルを導入することで自衛隊の対地対艦攻撃能力は大幅に向上する」と指摘。「ミサイルの射程距離は500キロから1000キロに及び、相手の防空識別圏外からの発射が可能で、しかもステルス性があるため防御が難しい」としているという。
http://www.recordchina.co.jp/
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中国メディアの瞭望新聞週刊が、日本が迎撃ミサイルなどを購入している意図について説明している。 小野寺五典防衛大臣が12月10日、陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」導入のため、関連経費7億3000万円を来年度当初予算案に計上することを明らかにしている。他にもF―35Aのために巡航ミサイルを導入するとの情報もある。
こうした動きについて記事は、「自衛隊は米軍に倣ってミサイル防衛能力やミサイル作戦能力を強化している。将来、米国が主導する局部的な戦争において、自衛隊は後方の観衆ではなく第一線で戦うことになる可能性がある」と分析しているようだ。 またイージス・アショアの迎撃ミサイルは、射程距離が500キロから1000キロに達する。イージス・アショアがあれば、在日米軍の戦闘機や爆撃機は安心して西太平洋地区の目標を攻撃できるため、「在日米軍の東アジア地区における軍事的野心を刺激するものとなる」と伝えている。
さらにイージス・アショアは、第1列島線で訓練する中国空軍にとっても潜在的な脅威になると記事は分析。イージス・アショアはMk―41 VLS発射機を装備し、弾道弾迎撃ミサイルSM―3を24発搭載可能だ。必要に応じて自衛隊はSM―3をSM―2やSM―6に変更できるため、ミサイル防衛基地が長距離防空ミサイル基地に変わる。 このため、中国空軍は第1列島線から西太平洋の空域で訓練する際、自衛隊のF―15J戦闘機のみならず、イージス・アショアにも注意しなければならなくなる。
このほか、自衛隊は空対地巡航ミサイルをノルウェーや米国から購入することを検討している。統合打撃ミサイルJSMを導入するなら、自衛隊のF―35Aは周辺空域で奇襲攻撃ができることになると警戒感を示したという。
これより前に日本メディアは、北朝鮮が日本へ弾道ミサイルを発射した場合、日本が巡航ミサイルを北朝鮮の基地へ発射する可能性について伝えていた。しかし記事は、日本政府は「これらのミサイルは日本防衛のため、特に離島を防衛するためだ」と述べていると指摘。この「離島」という言い方は、「尖閣諸島についての婉曲(えんきょく)表現だ」と解説した。 米メディアは、「小野寺防衛大臣は、新たに購入するミサイルは敵基地を攻撃するものではないと強調した」と伝えている。これらの新型ミサイルは、自衛隊のイージス艦を守るためのもので、北朝鮮の弾道ミサイルから日本を守る第一ラインとなるのが6隻のイージス艦だからだという。
しかし、中国の軍事専門家は、「日本が導入しようとしているミサイルは典型的な攻撃型ミサイルで、イージス艦を守るためという説明は馬鹿げている」と主張。「これらのミサイルを導入することで自衛隊の対地対艦攻撃能力は大幅に向上する」と指摘。「ミサイルの射程距離は500キロから1000キロに及び、相手の防空識別圏外からの発射が可能で、しかもステルス性があるため防御が難しい」としているという。
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中国メディアの瞭望新聞週刊が、日本が迎撃ミサイルなどを購入している意図について説明している。 小野寺五典防衛大臣が12月10日、陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」導入のため、関連経費7億3000万円を来年度当初予算案に計上することを明らかにしている。他にもF―35Aのために巡航ミサイルを導入するとの情報もある。
こうした動きについて記事は、「自衛隊は米軍に倣ってミサイル防衛能力やミサイル作戦能力を強化している。将来、米国が主導する局部的な戦争において、自衛隊は後方の観衆ではなく第一線で戦うことになる可能性がある」と分析しているようだ。 またイージス・アショアの迎撃ミサイルは、射程距離が500キロから1000キロに達する。イージス・アショアがあれば、在日米軍の戦闘機や爆撃機は安心して西太平洋地区の目標を攻撃できるため、「在日米軍の東アジア地区における軍事的野心を刺激するものとなる」と伝えている。
さらにイージス・アショアは、第1列島線で訓練する中国空軍にとっても潜在的な脅威になると記事は分析。イージス・アショアはMk―41 VLS発射機を装備し、弾道弾迎撃ミサイルSM―3を24発搭載可能だ。必要に応じて自衛隊はSM―3をSM―2やSM―6に変更できるため、ミサイル防衛基地が長距離防空ミサイル基地に変わる。 このため、中国空軍は第1列島線から西太平洋の空域で訓練する際、自衛隊のF―15J戦闘機のみならず、イージス・アショアにも注意しなければならなくなる。
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