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大宇造船に2兆8000億ウォン支援…更生に向け山越えまた山

大宇(デウ)造船海洋が大株主である産業銀行(産銀)と最大債権銀行である輸出入銀行(輸銀)から計2兆8000億ウォン(約2568億円、産銀1兆8000億ウォン/輸銀1兆ウォン)の資本拡充を受ける。

これに先立ち産銀は大宇造船の持分(49.7%)の一部を償却し、残りは10対1の割合で減資を断行する。産銀は10日このような内容を盛り込んだ大宇造船海洋財務構造改善案を発表した。ただし、これは来週の産銀理事会議決前までに大宇造船労組がストライキを禁止や人材構造調整などを盛り込んだ苦痛分担確約書に同意してこそ執行される。

今回の案は資本蚕食解消を通じて上場廃止の危機から抜け出すと同時に受注競争力を強化するための措置だ。ことしの新規受注が見通しの10%にとどまったうえ、上半期1兆ウォン以上の赤字を出して完全資本蚕食に陥るほど財務構造が悪化したためだ。 このために、昨年10月の青瓦台(チョンワデ、大統領府)西別館会議(非公開のマクロ経済政策協議会)の時に出した正常化方案よりも資本拡充規模を増やすことにした。当時公言した「追加資金(ニューマネー)は投入しない」という原則は守るものの、財務構造を改善するための苦肉の策だ。

西別館会議の時に決まった4兆2000億ウォン(産銀2兆6000億ウォン、輸銀1兆6000億ウォン)のうち、2兆8000億ウォンの融資金を資本拡充に投入することにした。すでに産銀が、昨年末、有償増資の形で支援した4000億ウォンを合算すると、資本拡充規模は計3兆2000億ウォンとなる。昨年の西別館会議で予想した資本拡充規模(2兆ウォン)から大幅に増えた。

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銀行別に見ると、産銀は総支援金2兆6000億ウォンのうち4000億ウォンの有償増資に続き、今回は1兆8000億ウォンの融資金を債務株式化する。輸銀は1兆6000億ウォンの融資金のうち1兆ウォンを大宇造船が発行する永久債に転換する。永久債は、財務諸表上、負債ではなく資本として記録されるので、大宇造船の立場では資本が増える効果が得られる。輸銀は昨年の西別館会議では1兆6000億全額を融資として維持することにしたが、大宇造船の資本拡充への参加を促す金融当局の要請を受け入れて大宇造船の永久債を買収することにした。
http://japanese.joins.com/article/513/222513.html?servcode=300§code=320

【管理人コメント】
減資と資本拡充をすべて終えれば現在マイナス1兆2000億ウォンの大宇造船の自己資本は1兆6000億ウォンに増える。7000%台の負債比率も900%台に落ちる。あわせて大株主である産銀の持分率も現在の49.7%から80~85%に大幅に増える。 しかし、こんな更生方法では、無理だろう。基本的に造船業自体が大低迷期に入るわけで、船を作りすぎて、余剰分で十分である。まして中古船を修理して使えば、まだ数十年は持つ。いずれ寿命がくれば、新たに購入する必要はあるが、造船も大型化し、莫大な量の船舶から、必要最低限の大型船と、不足分は小型船舶で対応するのではないか。世界にそれほど多くの造船業は必要がないという事だ。

日本とて厳しい状態に変わりはない。だた大型タンカーのみならず、大型客船も可能なわけで、客船技術がある限り、一つの国から必要な船舶をすべて受注出来れば、何かと都合がよいわけで、受注方法も変わってくるのではないか。設備も最新設備となるわけで、時代の波に追いつけなければ、自国内での受注のみで結果として大企業の造船業は廃業となる。韓国は日本と合弁会社で傘下として生き残る可能性はあるが、もちろん一部である。とはいえ世界受注量は減少し、中古船修理量は増加するわけで、中小造船業は元気が良いのではないか~。




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[ 2016年11月11日 18:52 ] カテゴリ:韓国経済 | TB(0) | CM(4)
スワップ再開だと
今日、菅官房長官が女性記者の質問「スワップはどうなりますか?」菅「韓国から要請があれば再開したい」女性記者「韓国は反日しています。それでも再開しますか?」「それとは別に、日本にもメリットがありますので、再開したいと思います」
だって!
[ 2016/11/11 19:15 ] [ 編集 ]
どっちみち不良資産
官僚~官僚OB(大宇役員)のラインで債務の株式化をやるわけですが、
思考の根底にあるのは、大宇がつぶれたら、債権でも持ち株でも
不良資産に化けるのは同じ、ということでしょう。

北朝鮮脅威とか言う前に、韓国政府筋の最大の関心事は大宇造船を
つぶすなと。次の問題は、韓国国債をたくさん持っている中国が
なんと言うか。持っている分はしょうがないけど、もう買わないよ、
と出るのではないのか。そもそも償還できるのか?

トランプの米国は韓国国債はもう買わない。
[ 2016/11/11 22:53 ] [ 編集 ]
みずほ銀行はかなり輸銀に貸してるけど、大丈夫?
[ 2016/11/12 03:47 ] [ 編集 ]
負債比率も900%台
<-1兆2000億ウォンの大宇造船の自己資本は1兆6000億ウォンに増える。
<負債比率も900%台

これで、2年くらいは もつでしょう、後は借入金の株式化で負債を減らせばいいです。
産業銀行(産銀)と最大債権銀行である輸出入銀行(輸銀)は国策銀行がなので問題ないでしょう。

[ 2016/11/14 20:15 ] [ 編集 ]
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