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米中貿易紛争で韓国の大気汚染が悪化する?

2018年10月15日、米華字メディア・多維新聞によると、韓国・聯合ニュースは同日、「中国の経済対策によって韓国に災難が降りかかる」と報じた。聯合ニュースは、「2017年、中国政府は大気汚染改善のために強力な対策を講じたが、2018年は米国との貿易紛争の影響で景気が衰退し、大気汚染改善の目標がこれまでと比べてかなり低くなる懸念がある」と報じた。さらに、「スモッグの主な原因は中国北部の工場や住宅の石炭使用の増加であり、中国の汚染物質が韓国に流れ込み、影響を与えることが懸念される」と伝えているという。

報道によると、中国北部への集中暖房サービスが正式に始まる10月に先立ち、中国政府が発表した「北京、天津、河北省及び周辺地区の2018-2019年秋冬季大気汚染総合対策強化行動プログラム」では、北京、天津、河北省及び周辺地区の微粒子物質(PM2.5)の平均濃度を前年比で3%前後削減するよう規定しており、例年の5%と比べて2%減少しているという。

聯合ニュースは、中国がこの決定を行った理由を、「2018年は景気停滞の兆候がますます明らかになり、また、米国との貿易紛争がますます激化しているため」と分析。続けて「中国は大気汚染の改善よりも、経済停滞を防止する政策目標の制定を重視していると国際社会は分析している。中国は冬季の大気汚染を防止するための以前のような鋼鉄の生産と石炭の使用を大幅に制限する政策を引き続き行っておらず、この変化は米国との貿易紛争に陥った中国が経済を救うために講じた対策であると指摘されている」と伝えた。
http://news.livedoor.com/

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中国政府はこの冬、大気汚染の改善を目的とする鉄鋼生産と石炭使用の大幅な制限を継続しない方針だ。米国との貿易戦争のさなか、政策当局は国内景気の押し上げを図るという。国有企業が多数を占める産業が制約を受けることはまれだが、2017年には、北部の多くの都市での暖房用石炭の使用に伴う冬場の大気汚染悪化に対処する狙いで規制が導入された。

また、アメリカがLNGを大量に輸出し始めたのは2016年になってからで、中国はメキシコと韓国に次ぐ3番目の輸出先だ。大気汚染対策として石炭の使用量削減を目指す中国は天然ガスの輸入量を増やしている。今後さらに多くの天然ガスを輸入するだろうという期待が、米天然ガス業界を下支えしてきた。それが中国市場に期待できないとなれば、投資の見込みも立たなくなりかねない。シェールガス革命により天然ガスや原油の一大産出国となった米エネルギー業界に打撃をもたらしかねない。中国の報復関税のせいで、米国産LNGは世界2位のLNG輸入国である中国向けの価格が値上がりし、競争力が低下する。

結果、中国は大気汚染対策が低下し、米国は中国向けのLNG価格が値上がりし、競争力が低下する懸念があるという事だ。


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[ 2018年10月17日 09:29 ] カテゴリ:中国 | TB(0) | CM(0)
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