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韓国が史上最大の幅」で金利を引き上げ、そのウラにある韓国経済の「現実」

7月13日、韓国経済の歴史で初めての決定がなされた。韓国銀行の基準金利が通常の0.25%の2倍である0.5%引き上げられる、いわゆるビックステップが行われたのである。

もっとも、「歴史上」といっても、韓国銀行が基準金利(過去はコール金利誘導目標)を公表し始めたのが、1999年5月であるので、四半世紀足らずの期間で初めての出来事である。韓国銀行の基準金利リーマンショック後の不況期にはいきなり1%下げられたことはあったが、引き上げはこれまで必ず0.25%ずつであったので、韓国銀行もついに本腰をあげてインフレ抑制に大きく舵を切ったといえそうである。

0.5%引き上げた結果、韓国銀行の基準金利は2.25%となった。ただし、2014年10月以前は2.25%であったわけであり、5%を超えていた時期もあったわけで(2000年2月~2001年6月、2007年8月~2008年9月)、現在がこれまでになかった高金利というわけではない。とはいっても、2021年8月から1年足らずで基準金利が1.75%引き上げられたうえ、今回は歴史上初めて1回に0.5%の引き上げがなされた事実は大きい。

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米ドルの価値が増価して株価が相当幅下落したとともに、主要国国債金利は大幅に騰落している。今後世界経済と国際金融市場は、グローバルインフレーション動き、主要国の通貨政策変化、地政学リスクなどに影響されるものとみられる。今後の国内景気についてはリスクも指摘している。国内経済は消費回復傾向が続くと考えられるが、主要貿易相手国の成長の勢いが弱くなる影響で輸出が鈍化して今年の成長率は、去る5月の見通し値である2.7%を多少下回ると予想している。
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/97679?page=2

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韓国銀行は13日、金融通貨委員会を開き、政策金利を0・5%引き上げ、年2・25%とすることを決めた。韓銀がビッグステップを断行したのは、何よりもインフレ圧力が大きくなったためだ。6月の消費者物価指数は、原材料価格、穀物価格の上昇などの影響で昨年同月より6.0%上昇した。これは、通貨危機当時の1998年11月(6.8%)以来、23年7か月ぶりの最高の上昇率だ。最近の物価上昇は5月に5%台を記録して以来、わずか1か月で6%台に跳ね上がった。

消費者が今後1年後の物価上昇率を展望する期待インフレ率も先月3.3%から3.9%に、10年2か月ぶりに最も高い数値を記録した。上昇幅も2008年に関連統計が作成されて以来最大値だった。 期待インフレが高ければ、実際の物価上昇につながりかねない。韓米間の金利が逆転し格差が広がるほどウォン安を煽りかねない。ウォン·ドル為替レートは最近1300ウォン台に急騰している。為替レートが上がれば、輸入物価も上がり物価が上昇する悪循環に陥りかねない。韓米金利逆転で外国人投資が流出すれば、韓国経済に大きな打撃となる。


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[ 2022年07月22日 07:54 ] カテゴリ:韓国経済 | TB(0) | CM(0)
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