韓国経済News

韓国経済を中心に北朝鮮・中国・台湾・日本そしてアメリカの経済状況を掲載するサイトです。
   
韓国経済 韓国社会 韓国政治韓国芸能 日本経済 日本社会 日本政治
韓国経済News TOP  >  韓国経済 >  韓国、経済成長率への首都圏の寄与度、2015年以前は52%、以後は70%

韓国、経済成長率への首都圏の寄与度、2015年以前は52%、以後は70%

主に首都圏に工場を置く電子部品(器興(キフン)・華城(ファソン)・平沢(ピョンテク)・利川(イチョン)の半導体など)業種の生産増加率が過去12年間で大幅に上昇し、首都圏への経済力の集中がさらに高まったことが分かった。一方、非首都圏に主に位置する主力製造業(自動車・化学製品・機械工業など)は、中国との競争激化や生産性下落などによって成長の勢いが大きく鈍化し、首都圏と劇的な対比を示していることが分析された。

 25日に韓国銀行が発表した報告書「生産・所得・消費の面からみた地域経済現況」は、全国16の市・道別(世宗市は忠清南道に含まれる)の経済的成果を、2001~2014年と2015~2022年に分けて比較評価した。全国の総生産に首都圏(ソウル・京畿道・仁川市)が占める割合が50%を初めて超えた2015年を基準として、その前後の期間を分析した。生産面で韓国全体の経済成長率に対する首都圏と非首都圏の寄与率をみた結果、首都圏の寄与率は、2001~2014年の51.6%から2015~2022年には70.1%に上昇。その反面、非首都圏の寄与率は、同期間中に48.0%から29.9%に大幅に縮小した。

 特に、最近の首都圏への生産集中の激化を生じさせている主な要因は、各地域別の「製造業」の地理的分布と生産格差であることが分かった。地域別の主力製造業種の成果によって成長率の格差が大きくなっているということであり、首都圏の場合、半導体などの電子部品業種が地域の製造業に占める割合は30.9%(2020年出荷額基準)に達する。

スポンサードリンク


首都圏で「その他機械」産業の割合(9.8%)もかなり高いほうだ。分析の結果、この2つの産業の生産増加率は、2015~2022年中に年平均でそれぞれ11.1%と9.1%を記録し、製造業の成長を主導した。半導体などの電子部品業種の生産増加率は、2015~2022年に年間9~13%に達する。
https://news.yahoo.co.jp/articles/a40d2e430f0dee5d3a185d28ac95f69417991d20

2024-03-27-k002.jpg

非首都圏をみると、非首都圏全体において製造業に占める割合が高い業種(2020年出荷額基準、自動車14.4%、化学製品12.2%、鉄鋼11.3%)での生産増加率は、2015~2022年中にそれぞれ年平均で0.9%、1.6%、-1.3%と振るわなかった。首都圏は生産性の高い半導体などの先端電子部品産業を中心に製造業の成長が継続した反面、非首都圏は自動車・化学製品・機械工業などが中国との競争激化や生産性下落などによって成長が大きく鈍化したとしている。

製造業の生産は、京畿道や仁川などの首都圏や、忠清北道のような首都圏の隣接地域(清州)は、労働生産性の高い半導体などの電子部品を中心に成長の勢いが良好だったが、慶尚道や全羅道の市・道地域は、主力製造業が中国との競争激化などによって、労働生産性と労働投入のすべてが大きく鈍化し、生産がほとんど増えなかったという。


関連記事

[ 2024年03月27日 07:44 ] カテゴリ:韓国経済 | TB(0) | CM(1)
国境に近い
>非首都圏は生産性が下落した
と言っているから、田舎の工場には合理化投資も
増産投資もないようだ。

どこで作ってもいいが、北朝鮮国境に近い首都圏、ソウル近郊に
集めるのは、地政学的リスクが高い。
ロシア支援の見返りをもらって、北朝鮮は軍事力を増強している。
[ 2024/03/28 13:45 ] [ 編集 ]
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
この記事のトラックバックURL

サイト内をキーワードや文書で検索
お問い合わせ

お問い合わせ
管理人 MON
連絡先 monma@asahinet.jp