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高性能なカメラは日本企業の独壇場、中国企業が「製造しない・できない理由」

中国で販売されているデジタル製品や家電製品の多くは中国メーカーのものだが、中国のデジタル一カメラの販売店あるいは販売コーナーはキヤノン、ニコン、ソニーなどの日本メーカーの製品一色となっている。中国メディアの伝送門は4日、中国のメーカーが一眼レフやデジタルなどの「カメラ」を製造しない理由について説明する記事を掲載した。

記事は中国のメーカーが高性能なカメラを製造「できない」理由について説明、「特にデジタル一眼レフカメラは集光、機械、電子が一体となった最先端の精密機器であり、その難度は一般人が決して想像できるレベルではない」、また「デジタル一眼レフカメラを製造できる国は人工衛星を製造できる国家より少ない」と主張、中国のメーカーが製造できないのは技術的な問題だという見方を示した。

また記事は中国のメーカーがデジタル一眼レフカメラを製造「しない」理由についても説明。「デジタル一眼レフカメラを使用する消費者は比較的少ない」うえに、キヤノン、ニコン、ソニー、ペンタックスという非常に高い競争力を持つメーカーがすでに大きなシェアを獲得しており、「市場競争がかなり熾烈」と指摘。この市場競争で生き残る技術を持つ中国メーカーは存在しないと説明した。

記事が紹介する2つの理由は、中国メーカー製のデジタル一眼レフカメラを見かけない主な要因だと言える。また、スマートフォンで手軽に写真を撮ることのできる時代にデジタル一眼レフカメラを購入する人は決して多くはない。こうした要因に加えて、デジタル一眼レフカメラの製造には非常に高い技術も要求され、「より早く・より大きく」儲けようとする傾向のある中国人にとっては、かなり敷居の高い市場であると言えるだろう。
http://news.searchina.net/id/1620431?page=1

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【管理人 補足記事&コメント】
写真レンズとは、写真撮影に用いるレンズである。複数のレンズを鏡胴に組み込んだもので、カメラに取りつけて使う。写真用レンズともいうが、通常は単にレンズと呼ばれることが多い。

非球面レンズ
通常のレンズではレンズ表面の曲率が一定な球面レンズを使用するが、球面レンズには平行光線を完全な形で一点に収束させられないという欠点がある。この欠点を解消するため曲率を連続的に変化させてレンズ形状を非球面状態にしたレンズが非球面レンズで、これを用いることで大口径レンズの球面収差補正、広角レンズの歪曲収差補正、ズームレンズの小型化が可能になる。

蛍石レンズ/異常分散(特殊分散)レンズ
レンズに光を通すと波長の違いによるスペクトル光が生じ、焦点のズレなどが生じる色収差が発生する。特に望遠、超望遠レンズでは焦点距離が長いため、色収差が顕著に現れる。写真レンズは屈折率やスペクトル光のずれ具合の異なる素材を使ったレンズの組み合わせによって色収差を補正するが、蛍石(フローライト、フッ化カルシウム)は通常の光学ガラスと比較するとスペクトル光のずれが異常に少ないため、これをレンズとした蛍石レンズを使用することで色収差補正における設計自由度が向上し、色収差を補正しやすくなる。しかし蛍石は研磨が難しい、結晶であるため割れやすいなど難しい点がありコストアップ要因であるため、蛍石レンズを使用した民生用レンズを販売しているメーカーでもごく一部でしか採用していない。近年では蛍石と似た低分散性を持つ異常分散ガラスを用いた異常分散レンズが開発され、高級製品から量産タイプまであらゆるレンズで用いられるようになっている。

回折光学素子(回折レンズ)
光には障害物の端を通過する際に障害物の裏に回り込む「回折」という性質を持つ。この原理を利用し、レンズの波長の順序を逆転させることで、一般の屈折レンズと組み合わせて色収差を打ち消すレンズが開発された。これが回折光学素子(回折レンズ)である。これを用いることでより高画質の写真画像が得られ、さらに非球面レンズと同等の光学特性を持つことから球面収差の補正やレンズの全長の短縮も可能になる。キヤノンでは2-3層構造にした「積層型回折光学素子(DOレンズ、Diffractive Optics)」として一眼レフカメラ用レンズに、ニコンでは「位相フレネル(PF、Phase Fresnel)レンズ」としてコンパクトデジタルカメラ用テレコンバーターレンズに用いられている。

天文学の世界で、天体望遠鏡の歴史やレンズ磨きを勉強すれば、レンズは材料・レンズ磨き・コーティングという特殊技術を必要とする事が分かる。戦時中の軍事双眼鏡などは実によくできていた。キヤノン・ニコン・ペンタックスとカメラレンズの歴史は実に味わい深い。フィルムがデジタル技術となるCCD素子にかわった当時にはレンズ性能はソフト側で対応できるとした時期があったが、結局レンズ性能は良いレンズほど処理は簡単で、鮮明な画像が得られるのは言うまでもない。これらの技術は特殊であるから真似てできる事ではない。ただ標準化はできているわけで、今ではレンズ設計の特殊非球面レンズとズームの小型化でスマホレンズも進化しつつある。

プラスチックレンズのカットでLG電子の幹部連中が部品企業在籍中に工場見学に来たが、コストに合わないのと成型レベルの技術があまりに低レベルなため話は断った。スマホのレンズ枠を含めて、恐らくは日本の中小企業で主に仕事を受けているのではないか…。韓国も日本企業に頼っているわけである…。




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[ 2016年10月09日 10:48 ] カテゴリ:日本経済 | TB(0) | CM(1)
スマホ用カメラも日本製
スマホのカメラもソニーの独壇場なんすけどね。

日本メーカーだって、 ニッチ市場であっても、 果敢に挑戦して来たからこそ現在がある。 デジタルはまた別としても、 光学カメラだって、 日本メーカーが躍進したのは戦後なんじゃないスか?

近代支那なんて日本と比べりゃまだ若いハナタレみたいな段階と思うんすが、 現段階で既に勢いが無い、 低コストだけで、 他の付加価値を自ら生み出せなかった国は、 次の段階に進むのは難しいのでは?

それにしても、 特亜とはゼロサムなんやし、 スマホ用カメラは基より、 レアガス、 シリコンウエハー、 資本財、 諸々の素材や特許など、 止められないんスかね?  日本も暫く我慢だけど、 止めたら特亜なんか2~3年でコケるで

せめて支那鮮だけでも大目に見て、 WTOはん?

[ 2016/10/09 14:30 ] [ 編集 ]
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